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小比類巻かほる(Kohhy)を語りたい その22

小比類巻かほる(Kohhy)好きな私が編集したSpotifyプレイリストに沿って、小比類巻かほるの楽曲への想いを語ります。
今回は名曲「I'm Here」を語ります。

49「I'm Here」(1987年)

Kohhyの3rdアルバム「I'm Here」収録。アルバム発売後にシングルカットもされました。
鈴木雅之さんが作曲、コーラスにも参加されています。鈴木雅之さんがコーラスに参加されたのはたまたま隣で別のレコーディングをしていたから、という話らしいですね。
ソウルフルな二人の歌声が出逢った奇跡の曲です。

作詞は「Hold On Me」と同じく麻生圭子さん。
出だしがいいですよね。
「夜明けが近い メインストリートを歩き出す」
この曲を聴いて以来、朝早くの街を歩いていると必ず口ずさんでしまいます。特に冬の夜明けにぴったり来ます。

さて、私が人生で初めて買ったアルバムが「I'm Here」でした。
当時はレコードからCDへの過渡期で、私はCDで買いました。
中3になった頃に、我が家に新しいオーディオセットがやってきまして、当時話題になり始めていたCDプレイヤーもセットされていたんですね。(レコードプレイヤーもついていました)
私の世代だと、中学生になったらちょっと進んでいる子はレコードを買ったりレンタルしていたと思うのですが。(レコードレンタル遊アンド愛とかで)
私は中3になってようやくオーディオ環境が整ったこともあり、レコードを買う経験をすることなくCDの世界から入りました。

ちょっと脱線しましたが、「I'm Here」は中3の頃の記憶と繋がる歌なんですよね。
自分が何者なのか分からない、どこに進めば良いのか分からない、そんな思いを抱えがちな中学3年生の心に「ここにいるよ」、ここにいるのがあなたなんだよと。
ブルーになりがちな少年の心を支えてくれたのが、I'm Here.というメッセージでした。
今でもこの歌を聴く度に、あの頃の救われた気持ちを思い出します。

ところで、本作は鈴木雅之さんもカバーされていて、Spotifyで聴くことができます。

だいぶテイストが違うというか、マーチンさんらしい仕上がりですね。ムーディー。

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