kotowaza「間が遠なりゃ契りが薄い」

外周自粛の暇つぶし。ことわざを「ア行」から順に考えてみるという、地味な一人遊びしてます。「愛多ければ憎しみ至る」に続いて、今回はこちら「間が遠なりゃ契りが薄い」

「間が遠なりゃ契りが薄い(あいがとおなりゃちぎりがうすい )」さて、どんな意味かな。間が遠い=距離がある、契りが薄い=そんなに親しくない、ってところかしら?つまり、物理的な距離の近さが人間関係に比例する的なことかしら?すっごい仲良しだったのに、転校してしまったら疎遠になるとか、結婚しようね!ってラブラブだったカップルが遠距離になった途端ダメになるみたいな?え?ベタすぎ?

誰もが羨むエリート商社マン、のりお。入社5年目にして課長というスピード出世、同期ではもちろんTOPだ。そんなのりおを狙う女子社員も多かったが、のりおには学生時代から付き合っているよしこがいた。よしこは化粧品会社のマーケティング部で働いており、美人で仕事もできると社内でも一目置かれる存在だ。そんな誰もが羨まむ素敵なカップルののりおとよしこは、誰が見てもお似合いの憧れのカップルだった。そんなある日、のりおに海外赴任の話が出る。のりおは一緒に来てほしいとよしこにプロポーズ。だがよしこの出した答えはNo。今の仕事をやめたくない、だから今はまだ結婚は・・・そんな運命の糸の一瞬のもつれを見逃さずに動いた女がいた。はなこだ。はなこはのりおと同じ商社で働く受付嬢だ。見た目は清楚で愛想がよく、誰に対してもいつでも笑顔で接するはなこは男性社員の好感度No1といわれる存在だ。元気のないのりおに猛アタックを開始したはなこ。はなこの存在を人づてに聞き、内心穏やかではないよしこ。だが、よしこはのりおのことを信じ、私を裏切るはずはない、私たちには固い絆がある!と信じ切っていた。そして、のりおが赴任先へと向かうその日、空港に到着すると、そこにははなこが・・・「私、どうしてものりおさんと離れたくない!!お願いです。一緒に連れてって!!!」

・・・ってこれ、どこまで続けようかな。もういいかな。つまりあれですよ、物理的な近さってある意味アドバンテージよね。うん。。。でもさ、物理的な近さゆえに、もうおなか一杯です、少し距離置きませんか?ってこともあるわよねぇ??だから離婚だってするわけだし。ねぇ?って、これ本当の意味はなんだったんだろうか。

「親しい間柄の者でも遠く離れてしまったり、お互いに会う回数が減って遠のいてしまうと、心の結び付きが薄くなる。特に男女の仲についていう。」

ピンポンピンポン、はい、だいせいかーい♬昔からそういうものってことね。遠距離恋愛の皆様、お気を付けください。

。。。でもある種のカップルにとっては、ある程度の距離が平和を保つカギになるかもしれないと思うけどなー。「間が遠なりゃ契りが続く」っていうのもことわざに加えてみてはいかがなものかと。

さて次は・・・「匕首に鍔」って、これなんて読むんだーーーーーー!!!

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