kotowaza(愛、屋烏に及ぶ)
外出自粛の暇つぶし。ことわざを「ア行」から順に考えてみるという、地味な一人遊びしてます。1つ目の「ああ言えばこう言う」に続いて、今回はこちら。「愛、屋烏に及ぶ」
はい、きました。早速知らないのきちゃったよ、これ。
「愛、屋烏に及ぶ」使ったこともなければ、使っている人に遭遇したことがない。どう読むのかというと、「あい、おくうにおよぶ 」。。。おくうってなに?屋の鳥と書いて「おくう」。漢字から推察すると屋根の上の鳥ってことかなぁ?おくう。。。響きとしては「おつう」にも似ている。おつうも鶴だし、鳥だし。でも関係ないか。
愛がおくうにも及んじまうってことよね。おくうがわかんなきゃ何がなんだかよねっ!おくうを調べよう。
「屋烏」は屋根にとまっている烏(からす)のこと。
あ、鳥ってカラスのことだったのか!単なるカラスではなく、屋根にとまっているカラスらしい。愛が屋根にとまっているカラスに及ぶ??なんだろう?大きな愛を持っている人は自分のうちの屋根の上にいるカラスも家族とみなす、それくらい大きな愛を人は本来持っている!的な?
はたまた、家の中と外にわけて、家=心と考えるならば、愛というものは、心の中で想うだけでなく、外にまで及ぶべきもの。ただ相手を想っているだけでは伝わらない。言葉にせよ!想いを相手に告げるのじゃ!!若人よ、勇気をもって行動じゃ!!的な?そう考えるとちょっと昭和のアイドルが歌っててもよさそうなタイトルにも思える 笑
「続いては私が大好きな人のことを想って書いた曲です。聞いてください・・・『あい、おくうにおよぶ』」
もうこれ、みんなこのタイトルで歌詞書いちゃう?曲もつけてみて、「愛、屋鳥に及ぶ」昭和歌謡大会の開催決定。みんな同じタイトルなのに全然違う曲を歌うっていう・・・ 笑
結局、このことわざの本当の意味はなんだろう?みてみよう。
「人を激しくまた真剣に愛すると、その愛する人が住んでいる家の屋根に留まっている烏をも愛するようになる。つまり、愛する相手自身だけでなくその人に関係するすべてのものに愛情を注ぐようになること」
。。。そもそも自分ちの屋根じゃなかったっていうね。どんだけ自分中心だよっ!!相手の家だよ。相手の家のカラスだったよ。自己中を反省。。。
ん??でも待って。ちょっとよーく考えてみよう。相手の家の屋根の上にたまたま止まってたカラスに愛情を注ぐ?注いじゃう?マジで?。。。ちょっぴり危険な香りしてきたよ、これ。むしろ好きな人の家の屋根にいるカラスにまで愛情を注いで、餌とかあげちゃってない?だからそこの屋根にきちゃってない??めっちゃ迷惑な話だわ、これ。カラスのう〇こだらけになりますからね。
愛、屋鳥に及んだとしても、餌やりは禁止しとこうね。
次回は「合縁奇縁」です。これは、なんとなく予想つく??