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ヒッチメンバーを個人輸入した話(ゴルフ7R)
こちらは車につけるヒッチメンバーを個人輸入した話(etrailer + shippito)
ヒッチにつける自転車ラックの話はこちら↓
ゴルフRを検討した段階からヒッチの導入を考えていました。ヒッチで自転車を外に出せれば、車のサイズや高さのサイクリスト的制限から解放されるからです。
ヒッチメンバー前提の車選び
ヒッチをつける前提で車を選ぶと、北米市場に展開されている車が有利です。例えばスバル フォレスターなどはCurt製の安価なヒッチがあり国内での調達も簡単です。 反対に国内展開のみでマイナーな車(販売台数 x ヒッチをつける人)であるとかなり難しく、トヨタノアの時に痛感したのですが、国内の低燃費&軽量な車では垂直荷重の制限が50Kgやそれ未満であったりすることもあります。例えば、サイクルラックが25Kg であるとすると、もうディスクロード2台にボトルでもついていればギリギリです。マウンテンバイク2台で超える場合もありますし、eBikeやアシストシティサイクルは1台でも載せられない可能性があります。 垂直荷重75Kgは欲しいところです。
あと、eMTBは重いのでヒッチラックに積む場合はそれなりにの強度のヒッチメンバーをそれなりのフレームに取付けないとクルマ側が逝くので、エコで軟弱なクルマでは話にならない。
— TKC プロダクションズ (@tkcproductions) August 3, 2022
なのでeMTBからV8のトラックが生える。
また、国内のヒッチは50mmや40mm角が主流でガチのサイクルラックの2インチは入りません。(Kuatや1 up USAの2インチ角を削ることは難しいそうです。)
ゴルフ7Rはクラス1(垂直荷重90Kg)のCurt社製のものが国内で手に入りそうですが、残念ながら差し込み角が1-1/4です。 変換アダプターも考えましたが、負荷がテコの原理でマシマシになるのでできれば2インチを用意したい。そこで個人輸入です。
ヒッチメンバーの選定
ここでも北米展開されているメリットがあります。etrailer.comでかなり詳細にマッチングを調べられます。
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Select Vehicle Style:でグレードを選びます。
2インチの差し込み角のモデルをさがすとEcoHitchのものがありました。取り付け方法の動画や、他のユーザーの詳細なレビューも見えます。これにしました。
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今回は灯火のワイアリングは不要です。
大型荷物の転送(米国住所の取得)
残念ながらetrailer.comは日本に発送してくれません。 そのため転送サービスを利用して米国の住所を取得します。 (etrailer.comは送付住所の他に支払人、つまり我々の住所もカード番号とともに入力しますが転送サービスの住所をここに入れて問題ありませんでした。)
転送サービスはたくさんありますが、大きな荷物が佐川で安いshippitoを選びました。ここで、無料メンバーでもよいのですが、10ドル払って一月だけプレミアムサービスに入りましょう。州税がかからない オレゴンのアドレスが取得できます。無料のアドレスはCA州ですから、etrailer.comで10%程度の州税が徴収されてしまいます。ここは回避しておきましょう。こんなアドレスが取得できます。
11407 SW Amu St
Suite #AMSxxx
Tualatin, OR 97062
USA
アドレスを取得したらetrailer.comで注文します。小物が必要でしたら合わせて注文してしまいましょう。またshippitoではまとめて出荷してもらうこともできますので、この機会にアメリカから何か調達してしまうのも手です。
shippitoに到着
shippitoに到着したら、メールが届きます。あるいはログインすれば写真が見れます。 ここで5ドルほど払って開梱して写真を追加で送ってもらいました。型番ぐらいはわかるように送ってくれるかと思いましたが、そんな配慮は全くなく。ちゃんと指定したほうがいいですね。
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でかい!高い!
ここで問題発生です。日本に送ろうと手配したら、期待していた佐川が使えません。どうも大きすぎるようです。DHLで270USDとか出ていて泣きたくなりました。佐川なら150ドルぐらいなのに。46 x 9 x 24インチです。どうもあと1インチどこかを減らせば佐川で遅れるようです。
しかしヒッチもおおきいですが、115cm x 25cm x 60cmとは思えません。特に高さの60cmは大きすぎます。そこでダメ元で15ドルのOther Instructions ($15.00)を頼みました。これは30分間なんでも作業してもらえます。
「できるだけ小さくできないか梱包をやり直してみてくれ。オリジナルの箱を加工してよい。佐川で送れるサイズにできないか挑戦してくれ。」
結果、46(L) x 9(W) x 15(H)と、高さが9インチも減りました。そんなことをしてるうちにgmailに初回10%Offのクーポンまで届きました。これで大体155USDぐらいで出荷できました。
優先シッピングの5ドルもつけて、税関申告書を入力して出荷です。itemはCar hitch recieverとしました。申告価格も正直に375 USDと記載します。(これが保険でカバーされる価格にもなるため)
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出荷から8日かかって神奈川県の自宅に届きました。
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shippitoの人は想像以上に丁寧に小さくしてくれました。上側を切断して再度織り込んでくれたようです。
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さいごに
トータルで550ドル、当時のレートで93000円ほどかかりましたが、ノアの国内調達も同じくらいの価格でした。国内のビルダーさんにはゴルフ7の既製品はないようでしたので、ワンオフ制作をお願いすると同じかもう少しかかりそうです。車を預けたり何度も足を運ぶのがイヤなので今回は北米から調達しました。 1ドル130円くらいになると価格的な旨みも出そうです。