最高のボトルケージを紹介したい
ボトルケージの選定に焦点が当たることが、もっとあっていいと思っていた。リムvsDiscブレーキ論争より有意義な論争の起点として、最高のボトルケージを紹介したい。
結論
メリダやADEPTのブランドで出ている格安エアロケージがかなりいい。安価（1500円くらいのことがある）で軽量、保持も固い。フレームバックをつけても斜めからも抜き差しができるし、エアロ（っぽい）。
ページの最後にいくつか別のOEMやamazonリンクを紹介する。
（この）ボトルケージは真に有能なオールラウンダーであり、その名前が示すよりも用途が広いです。間違いなく、無駄を省いたロード/TTビルドに最適で、グラベル、アドベンチャー、ツーリングの任務にも驚くほど有能な移行が可能です。
から和訳
経緯
ランス・アームストロングが（軽量な）カーボンボトルケージを嫌っていたと聞いたことがある。たしかPodCastか何かで言っていてソースは探しても見つからなかったが、とにかく軽いやつは保持力低くてダメだと。
グラベルバイクや、エアロの重要性が話題になり、また、スパカズやレザインと言った新興（と言ったら怒られるかもしれないが）アクセサリーメーカー、安い軽量中華ケージの登場で、情報が溢れかえり、昔のようにTACXかエリート、ミノウラを買えばOKという時代でもなくなった。
なのでここらでボトルケージに（自分が）求めること、そんな自分が１年前に選んだ製品について書いてもいいかなと思うに至った。
最も大切なこと
最も大切なことは、抜けにくく、差しやすいことである（断言）。ランスが正しい。
え？ と思うかもしれないが、書いておく。
ロードレースやダート系エンデュランス競技ではボトルを落とす人が少なくない。走行中に抜けることもあれば、差し込む際に誤って落としてしまうことも。ロード競技であれば落とせば落車を誘発するし、ころがれば落車からの復帰を遅らせたり、ボトルを無くしたりする。ダート系も同様。抜けにくい、というのはとても重要な要素のはずだが、とにかく軽視されていると感じる。
エアロ
昔はエリート等がTT向けの「ボトルまでエアロ」なものを作っていたが、近年はキャノンデールが汎用のボトルをも受け入れるボトル＆ケージを作って話題を呼んだ。今までになかった製品だ。
その他BMCやジャイアントが、各モデルに対して専用設計のエアロを謳ったケージを出している。
どちらにも共通して言えるのが、「フレームとボトルの間の隙間を埋める」形状になっていることだ。一概には言えないが、フレームとボトルの間に隙間があっていいことはほぼない。 できればプロペルやキャノンデールのようにダウンチューブやシートチューブの太さやRを考慮して設計されたボトルケージが理想的だが、汎用のアフターパーツにそれは難しい。なのでせめて隙間を埋めている製品が良いと考える。
デザイン
個人的な考えだが、ボトルケージにあまり自己主張するデザインは望まない。フレームの色や、近年であればフレームバッグとの兼ね合いを考えるとよほどセンスが良いか、前述の抜けにくい、エアロ、などの要素を諦めない限りは色付きは難しい。 ちまたには店頭やECサイトで目立つため、いろんなイカつい色使いや形のものが溢れかえっているが、バイクに合わせるのは難しい。
おすすめ品
というわけで、散々勝手なことを書き散らかして紹介するのがここ１年ほど愛用しているボトルケージ。
決して高級品ではないが、メリダやあさひ、ADEPTやその他あまり聞かないメーカーにOEM供給されていて、おそらくは専業メーカーが設計製造した品でないかとおもう。
もっと早く紹介したかったのだけど、一応耐久性を見極めるためにしばらく使っていた。 少なくとも１年間のグラベル＋シングルトラックやロード練習程度では破断したりボトルが飛んで行ったりはしなかった。
写真やリンクを紹介していってこの投稿を締めくくる
上にも斜めにも抜けて、かつ保持力高い製品は決して多くない。
駐輪場で一年に渡り隣から攻撃されると意外にもここが。
まだボトルの保持は問題ない
ADEPTさんの製品ページ
メリダの製品レビュー
ADEPTさんのAmazonリンク
LIBIQというブランドでの製品。今見ると送料が高い
あさひでツール付きが超格安で買えたんだが、今は欠品
もう２０年ちかく自転車にのっていて、ネタは色々あると気づきました。できるだけ他では語られないコンテンツを書いてコミュニティに貢献していこうとおもっています。 いつかどこかで一緒にライドしましょう！
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