「口だけはカッコ悪いから」。倉敷発・パティシエ夫婦が営むエコ目線のチョコレート屋さん
こんにちは、『美観堂』の久保です。
皆さん、チョコレートはお好きですか?
このページを開いてくださったということは、少しでも「チョコレート」に興味のある方なのかなあとお見受けします。
(そうだといいな!)
そんな方々に向けて、本日は私が大好きな倉敷のチョコレート屋さんをご紹介!
『美観堂』の姉妹店である『はれもけも』店長・加藤泰(ニックネームは、ちゃい)さんご夫婦のブランドなのですが、これがもう贔屓目なしにとっても美味しくて、ほっぺた落ちそうになるのです...!
1.チョコレート屋さんの名前は『SUNCACAO(サンカカオ)』
SUNは太陽、CACAOはチョコレートの原料であるカカオ豆。
「自分たちがつくるチョコレートが、太陽のように元気を与えられるものでありますように」という思いを込めて、サンカカオというブランド名を付けられました。
2018年のブランド立ち上げ以来、ちゃいさんと妻の純代(すみよ)さんの夫婦2人3脚でチョコレートづくりに邁進。
最初は卸やネットショップを中心に運営されていたのですが、2021年の1月に念願の実店舗をオープンされました!
私も実際に訪問したお店のお話は、また後ほどたっぷりと。
まずは、『SUNCACAO』さんの素敵な特徴とこだわりについて、ご紹介させてください。
2.カカオ豆がチョコレートになるまで。全ての工程を夫婦でおこなう。
『SUNCACAO』さんの大きな特徴の一つが『Bean to Bar(ビーントゥーバー)』の製造スタイルをとっていること。
文字通り、カカオ豆(Bean)から板チョコレート(Bar)ができるまでの全工程を自家工房で一貫して製造する方法で、ブランド立ち上げ当初から、この方法でチョコレートを作っていらっしゃいます。
このスタイルで行うことによって、他社とは違う、ご夫婦の思いを生かしたオリジナリティのあるチョコレートを作り出すことができるのですが、特に『SUNCACAO』さんが大切にされているのが三方向への優しさ。
三方向とは、どこと、どこと、どこなのか...?
もしよろしければ、10秒ほど考えて、下にスクロールしてみてくださいね。
3.目指すのは「優しいBean to Bar」
●身体に優しい
三方向の優しさの一つ目は、「身体」。
『SUNCACAO』さんでは、できるだけシンプルに作ることを念頭に置かれています。
娘さんが乳製品アレルギーであることもあり、グルテンフリーや乳製品フリーなど、体に負荷の少ない素材でのチョコレート作りを徹底。
もちろん、着色料や保存料は一切使わず、全て手作り無添加です。
●生産者に優しい
二つ目は「生産者」。
『SUNCACAO』さんでは、国際協力NGO『ACE(エース)』が支援する村で採れたカカオ豆のみを使用。
“ 児童労働の撤廃 ” を掲げる同NGOの目線に賛同し、少しでも生産者に優しいチョコレートづくり努めていらっしゃいます。
●環境に優しい
最後の三つ目は、ちゃいさんが「いま特に意識しています」と語る「環境」。
食品ロスの視点から、実店舗では容器持参の量り売りスタイルでチョコレートを販売。
ネットショップや卸などでパッケージが必要な場合も、極力シンプルなものに留められています。
ちなみに、「口だけはかっこ悪いから」と海に行く際は、頻繁にゴミ拾いをされている、ちゃいさんご一家。
9月19日の「WORLD CLEANUP DAY(ワールドクリーンアップデー)」では、『SUNCACAO』としてビーチクリーンのイベントを企画し、環境問題に向き合う機会も作っていらっしゃるそうです。
このように、Bean to Barと環境問題への積極的な姿勢がミックスされているのが、サンカカオさんの大きな特色なのです...!
4.実店舗が目指すのは、みんなのキッチン!
お待たせしました!
ここからは、2021年の1月末にオープンした実店舗についてご紹介いたします。
まず、お店の住所はこちら。
(メモもしくはスクショのご準備をどうぞー!)
〒710-0145
岡山県倉敷市福江753-1「sunny pantry」
営業日は月ごとに変動がありますので、詳しくはInstagramでチェックしてくださいね。
SUNCACAOさんInstagram
https://www.instagram.com/sun_cacao/
実店舗の名前は、『sunny pantry(サニーパントリー)』。
元々の『SUNCACAO』とお店の名前を分けたのは、量り売りで色々な食材を販売したいという思いからだそう。
奥様の純代さんは、「サンカカオだとチョコレートのお店って感じですが、sunny pantryのパントリーはキッチンにある収納や食品貯蔵庫という意味合い。私たちの使う食品などを、皆様の必要な分だけ買えるパントリーになれたらいいなあと思いました」と話されていました。
某日、実際に私も伺ったのですが、チョコレート以外にもお砂糖やお塩、パスタやドライフルーツなどがたくさん!
基本的には自宅から容器を持参して、自分が欲しいものを欲しい量だけ秤で計って購入する「量り売りスタイル」なのですが、これがなんとも新鮮で楽しい!
「環境問題」というと、言葉からは少し難しいオーラを感じていたのですが、勝手に構えていただけでハードルは意外と低いのかも知れないな、と思わせてくれた素敵な体験でした。
▲楽しみながらパッケージフリーに貢献できているなんて、なんだか不思議でお得な気分!
5. 美観堂スタッフ久保のお気に入りチョコレート
この記事を作成するにあたり、『SUNCACAO』さんのほとんどのチョコレートを試食した『美観堂』スタッフの久保。
僭越ながら、そんな私のお気に入りラインナップを紹介させていただきます!
●たべるカカオ 低温焙炒ガーナ70%
初めて食べた時に、なんだこれは!とびっくりしたチョコレート。
ちゃいさん曰く、カカオが本来もつ香りなのだそうですが、噛むほどに完熟バナナのような、蜂蜜のようなスパイシーな香りが広がります。
一癖ある独特な味わいですが、カマンベールチーズやブルーチーズが好きな方はハマってしまうはず!(私がその一人です)
●ペカンショコラ(サンカカオ)
苦味や渋みの少ないペカンナッツにビーントゥーバーチョコレートをコーティングした一品。
私はこの商品を通して、ペカンナッツを初めて食べたのですが、クセがなくて食べやすい & 一粒がとても大きくて腹持ちがいい!
仕事の合間、ちょっと小腹が空いたなあ〜というときに、ボリボリ食べております。(あと2kgは痩せたい)
●ととかかばたー
ちゃいさん夫妻の娘さんが乳製品アレルギーだったことから生まれた、牛乳不使用のバター風食品!
ナッツがざくざく入っているため物足りなさは全くなく、むしろナッツの香りと味わいが最高で、朝のパン時間がハッピーになる一品です。
実は私、今朝もこのバターを使いました。笑
最後に、ちゃいさんに『SUNCACAO』としてのこれからの目標を伺ったのですが、返ってきた言葉は「20年後くらいにうまく行ってればいいかなあ」という意外なもの。
なんでも、ちゃいさんご夫妻は自称マイペースだそうで、自分たちのペースを大切にお店を少しずつ成長させていければいいな、とのことでした。
周りの空気や速さに惑わされることなく、自分たちのペースをしっかりと分かっているちゃいさんだからこその言葉に、ハッとさせられた私。
次回はそんな「ちゃい」さんのインタビューの模様をお届けします。
(おまけ) 本日の王子さん
実は4月末に、岡山から岐阜に引っ越してきました!
新しい散歩道で、まだ少し緊張が抜けない王子さんです。