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痛みの中で気づいた優しさ

今日は人生で初めて親知らずを抜いた。

正直、怖かった。ネットで調べると「腫れる」「痛い」「血が止まらない」とか、怖いワードが並んでいて、昨夜はなかなか寝つけなかった。でも、いざ抜いてみると、一瞬の出来事。先生の「終わりましたよ」の声に拍子抜けしたくらい。

でも、本当に大変だったのはそのあとだった。麻酔が切れた瞬間、ズキズキとした痛みがじわじわ広がって、涙が出そうになった。でも、そんなとき、夫がそっと温かいスープを差し出してくれた。「食べやすいように作ったよ」って。普段は甘塩っぱい味が苦手な夫なのに、私のために優しい味付けにしてくれていて、その心遣いに胸が熱くなった。

ぽんずも、いつもなら元気いっぱいなのに、今日はずっと私のそばに寄り添ってくれた。まるで「大丈夫?」って聞いてくれているみたいで、その小さな体から伝わる温もりが心にしみた。

痛みはあるけど、それ以上に「大切にされてる」って感じる一日だった。普段は当たり前のように過ぎていく時間の中で、こんなふうに優しさを受け取れる瞬間があることに、改めて感謝したい。

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