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フランス滞在日記4

私はニース滞在後、1週間マルセイユに滞在しました。
適当に決めた日程にしてはかなり順調でありがたいです。

マルセイユのオールドポート

職場の人に、南フランスって芸術家ゆかりの地がたくさんあるらしいね。
と言われて、何とな行ってみようかなと思ったのが始まり。

あまりゴッホとかセザンヌ、マティスって良く知らなかったんですよね。
有名な作品だけ見たことがあるぐらいで知識としてはほぼなし状態で周りました。

マルセイユを拠点に、アルル、サンレミ、エクサンプロバンスを周り、
アンティーク市に行くために小さい村や街も足を運びました。

エクサンプロヴァンスの朝市

何となく行こうと思ったゆかりの地巡りは、インスピレーションを受けただけでなく、自分の人生と重なる部分もあり心を表現するとは何かということを
考えるきっかけとなりました。
また別で書きたいと思います。

たった1週間という短い滞在なのに、3年ぐらいいたかのような濃い滞在となりました。初めは全く期待していなかったマルセイユ、
ただ滞在費がかなり格安なので少し長めにいることに決めました。

本当に今回滞在運がかなり良くて
60歳ぐらいのフランス人ご夫婦の一室を貸りました。
このご夫婦のことは一生忘れないんじゃないかなと思うぐらい良くしていただきました。
夕食を一緒に取り、さまざまなことをお話ししました。

マルセイユのお酒、ピコン

街や芸術のこと
1月31日に大規模なストライキがあったこと
フランスが抱える社会問題
エネルギー価格の高騰など

フランスに来る前は、何でも素晴らしくて、たくさんの芸術があり
夢みたいな場所と思っていました。今でも憧れの素晴らしい場所であることは変わりないです。

しかし急激なインフレ、エネルギー高騰などを聞いていると
日本より深刻なんだなと思いました。教育格差もかなり広がっているらしい。
日本も物価は上がっていますが、ユーロ圏と比較すると緩やかな気がします。
こういう問題はやはり現地の人と話さないと実感できない物です。

この状況の中で、幸せな滞在ができた事に感謝だなと思いました。

旦那様がカンヌ映画祭でNHKと一緒に仕事をしていたことで話が盛り上がった事、奥様が作ってくれたマルセイユ郷土料理のブイヤベースは忘れられない
思い出になりました。

ブイヤベース、本当に美味しかった!

本当にプロバンス地方を離れるのが寂しいです。
また来れるのを信じて。






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