「2分」でできるならすぐにやる|『超速』
「実践読書」17冊目は、『超速』です。
本書は文字通り、仕事のスピードを高めて、超・生産的になるための仕事術が紹介されています。
退屈でつまらない作業に費やす時間を最小限に抑えることができれば、自分を本当に幸せにしてくれることに、もっと時間を使えるようになります。だから生産性を高める方法を学んで、もっと人生を充実させられるようになりましょう、という一冊です。
200ページというコンパクトなページ数ながら、仕事のスピードを高めるために役立つ考え方やツールの活用法が網羅的に紹介されています。
すでに「美女読書」でも紹介した一冊ですが、実践したいと思っていたのに頭から抜けてしまい、できていなかったポイントがあったので、こちらでも紹介します。
私が実践したいと思ったのは、「2分」でできるならすぐにやるです。
「2分」でできるならすぐにやる
本書ではまず、やるべきことは「ToDoリスト」にすぐに書くことが勧められています。
頭の中でやるべきタスクがごちゃついていると、心を曇らせ、集中の妨げとなるからです。
その都度ToDoリストに記録することで、頭の中から外付けのハードドライブに保存し、心のメモリを解放することができます。やることを書き出すことで、実行する確率も高まります。
そうして作成したToDoリストに「2分以内に完了できるタスク」があったら、即実行する、というのが今回実践するメソッドです。
2分以内のタスクを即実行することで、リストを読み直したり、スケジュールのどこに差し込むかを考えたりする時間が節約できます。
今後は、『うまくいっている人は朝食前にいったい何をしているのか』で採用した毎朝15分の「ひとり戦略会議」で、
その日のタスクをリスト化して、
「2分以内に完了できるタスク」があったら即実行する
を実践しようと思います。
実際にやってみると、日常業務の多くが2分以内に完了できることに驚きます。なんとなく「時間がかかりそう(だからめんどくさい→後回し)」と思っていたタスクが、時間を計測してみると2分もかからずに終わることが多いからです。
たとえばメールやLINEの返信、ツイートの作成、請求書の作成、ちょっとした調べ物などは、集中して取り組めば予想したほど時間はかかりません。
そういったタスクを即座に片づけることで、リスト内の数を劇的に減らすことができ、リストが延々と続くことの心理的な負担から逃れることができます。
むしろ、『最大化の超習慣』で紹介した「タスクの分割」と掛け合わせて、「2分以内に完了できるタスクに分割する」ようにしたら、「即実行」できるタスクが増えてより仕事の処理スピードを上げられるかもしれません。
「雑音」をシャットアウトする
ちなみにもう一つ、本書で紹介されている「雑音」をシャットアウトするについては、すでに実践し、習慣化しています。
これはヘッドフォンをして、歌詞がないシンプルな音楽を聴く、というメソッドです。たとえばクラシックやリラックス系のジャズ、名作映画のサウンドトラックなどがあげられています。新曲よりも馴染みのある曲のほうが脳が気を取られにくいのでおすすめです。
また「Noisli」というサービスで、静かな川岸、カフェ、雷雨の山小屋といった、集中するのに役立つ環境音を組み合わせて聴くことも勧められています。環境音は、仕事をうながす雰囲気を作り出すのに強力な効果があります。
多くの起業家は、本当に集中して何かを終わらせる必要があるときは「ヘッドフォン」を利用しているそうです。
私は、「WaterSound」という無料アプリを使っています。(いろいろ探してみましたが、シンプルに雨音だけ聴ければよかったのでこれに落ち着きました)
カフェやコワーキングスペースで作業していると、他人の話し声が気になって集中できないことがあります。そんな時、このアプリで「雨3」を大きめの音量で再生すると、外の音がかき消されて集中できるようになります。
ぜひ試してみてください。
【1ヶ月やってみた結果】
※2月末に追記予定。
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