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本を読むたびに、「100字要約」する|『読みトレ』
今回は、『読みトレ』から実践するポイントを紹介します。
本書は、東大主席卒の人気国語講師である著者が、読解力を向上させる方法について、トレーニング問題を交えながら解説した一冊です。
第5章「読解力を長期的に伸ばす方法」では、読む力だけでなく、書く力も鍛える一石二鳥のトレーニングとして、「100字要約」が勧められています。
本を読んだら「100字要約」する
100字とは、ワードのA4初期設定だと2行半、口頭で読むと、15〜20秒程度の長さ。これより長い字数だと、あれもこれも情報を詰め込みたくなったり、文章構成をどうするかを考える必要があったりして、一気に難易度が上がります。
100字という少ない字数の要約であれば、
文章の要点はどこか探す
↓要点部分を100字に整理する
というシンプルな作業で済みます。
要点とは、
[話題]何について述べているのか
[結論]結局どのようなことを言いたいのか
ということです。
本の要約の場合は、
[話題]何についての本なのか
[見どころ]この本の面白い点はどこか
[感想]自分はどう感じたか
という3点にしぼって、100字にまとめます。
一冊の本には様々な内容が詰まっているので、その全部を拾うことはできません。重要なのは、本を読んでいない人でも、要約文だけを読んで概要を理解できるようにまとめることです。
以下が、著者による100字要約の例です。
『宇宙からの送りもの』は、宇宙飛行士の毛利衛さんが、二度の宇宙滞在での発見を綴ったエッセイだ。科学的な知識だけでなく、無重力環境での洗顔・トイレ事情など、知られざる宇宙生活も具体的に紹介されて面白い。(100字)
本を読むたびに、このような100字の要約を作ることが勧められています。
実践方法
本を読むたびに100字で要約して、アウトプットする。
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