【美髪研究所式】リンス コンディショナー トリートメントの違いはある?
Q.リンス、コンディショナー、トリートメントの違いは何ですか?
A.リンスとは『すすぐ』という意味の英語です。
その昔、髪は月に1~2度洗うという習慣でした。
地肌の汚れは今とは比較にならないほどで、強力な洗浄成分が必要でした。
昔のシャンプー剤は粉状でアルカリ性。
汚れは落ちるのですが、アルカリに傾いた髪はギシギシで指が全く通らない。
ということで、流す前に酸性の成分を髪にふりかけ、髪本来がもつ弱酸性に調整することで指が通るようにし、洗い流していたのです。
コンディショナーは『整える』という意味の英語です。
結い髪からセットスタイル、カットスタイルへ移行し、シャンプーの回数が増えるに従って髪のphを整えるための機能が求められるようになりました。
コンディショナーはそのようなニーズに応え、リンスよりも髪を整える成分が多く含まれています。
トリートメントは『治療する』という意味の英語です。
もともと養毛を目的としていました。最初はクリームにビタミンEなどが配合されていました。
カットとパーマが主流だったヘアスタイルにカラーが加わるようになると、今まではあまりなかった髪のダメージが気になるようになりました。
そこで、髪に栄養を与えたり、ダメージなどへの修復効果を期待した成分が配合され、髪の内部にまで成分を行き届くトリートメントに人気が出るようになりました。
現在はトリートメントが主流です。
ですが、厳密な分類はなく、どの名称を使うかはメーカー判断に任されています。