SummerPocketsをやり終えて
noteに戻ってきてから立て続けに書こうと思います。
昨今の事情を踏まえてリモートワーク用に導入した32型ウルトラワイドディスプレイと、mac bookと別で買ったmagic keyboardのおかげでこういう執筆活動もとても捗るので、この勢いに乗ろうと。
※前回記事と打って変わって今回は盛大にネタバレを書こうと思います。
お気をつけください。
徒然と書いていきます。
(一編書いてみて思ったけど考察ってわけでもなくただの感想文なのかどうなのかわからなくなった。)
↓前回記事
一通りやり終えて、ついでにクライマックスの方ももう一回やって、ついでに島モンファイトで頂点に立ったりして思考の整理をしました。
まず、この物語は第一に
自らの誕生と同時に母親を失った子どもがタイムトラベルして両親が結婚する前、出会う直前の時代にタイムリープするお話だということ
でした。
主人公・羽依里の裏で主人公級のことを裏で成していたのは羽依里と同様に遺品整理で鳥白島に訪れていた加藤うみでした。
実はうみは羽依里と今作のメインヒロイン・しろはの間に生まれた子であるとALKA編で明かされます。
ですが、その出産と同時にしろはが亡くなるというkey作品の超大本営と似た展開になり、その超大本営と同じく、うみと父・羽依里の間にも徐々に溝が生まれ、さしては母親の遺物をすべて捨てるという荒れた家族仲になってしまいます。
そんな中、うみはふとしたタイミング来島を決意し、曾祖父の家で婚前の両親とその友人たちの写真を手にします。
(今考えるとうみの年齢設定が12歳らしいので十三回忌と相まってよくできてる)
↑これがその写真
まさかしろはルートのオチがこう繋がるとは思わなかった
ですが、勝手な来島が父にバレ、当然この写真も見つかったら捨てられると思い、家から飛び出したうみは気付いたらタイムリープ。
ちょうどこの写真が取られた、両親が高校生の時代に行ってしまったわけです。
これまたPocket編で明かされたことなのですが、実はしろはやうみを含む鳴瀬家の血族は嫌なことから逃げようとする時、心だけ過去に飛ばすことができるという力があるといい、どういうわけかうみの場合、力が暴走したのか心身ともに過去にきてしまうという事態に。
また、のちに明かされますが、この心だけ過去に飛ばす力というものは厳密には過去から未来にかけてのループの中で未来で起きたことを知覚する、ということ。
要は一度起きた未来において起きた事実を、その未来からみたら過去にあたるしろはが未来視という名目で受け取っているということ。実は未来視しているようで鳴瀬家に伝わる心〔=この場合出来事など〕だけ過去に飛ばす力を使っていたという。
(かくいう自分も未来視なんて実はなかったのだとあとあと色々調べて知る。)
なのでALKA編ではどうやってもしろはが死ぬループからは抜け出すことはなかった。
最後にPocket編において、うみは最後の力(に加えて色々外的な力)で、そもそもとして母・しろはが上記で書いた未来より過去を縋った時に発せられる心を過去に飛ばす力を備わせないために、さらに過去、しろはが幼少の頃まで飛びます。
そこで、もう最終的にですが、両親がいなくなってより一層輝かしかった過去に縋り、過去に戻ろうと願うしろはに対して、うみがこれまでループの限りを尽くした一生分の楽しい夏休みの記憶のカケラを送ります。
今は絶望しかないとしても、未来ではこんな明るいことが待っている、楽しい夏があるということをしろはに見せたことで結果的に過去に飛ばす云々の力をしろはは得なくなります。
が、
やはり因果というものがあり、その力がなかったことで、羽依入としろはが繋がる未来など、様々な今のうみを存在させる要素や出来事が変わってしまう、いわゆる過去改編になってしまうため、先述のしろはが死んでしまうループから逃れる=うみが生まれない(かもしれない)ということになり、うみは消えてしまいます。
そしてエピローグですが、しろはが力を持たず、うみも登場しない世界線となります。しろはと出会う要因であった未来視がこのしろはにはなく、普通の女の子であるため、プールでどすこいと言われるイベントも起きない主人公の羽依入は本当にあらすじのまんま正しく遺品整理をして、島から帰ろうとするのですが、
蔵の整理中になぜか出てきたかつての世界線でしろはとうみと遊んだ虹色の紙飛行機が出てきて一瞬、うみを思い出します。
一瞬思い出しただけでうみの存在や出会ったことも忘れてしまいますが、それでも
眩しさだけは、忘れなかった。
ここまで書いて、改めてこのSummer Pocketsはこのタイトルじゃなきゃダメだな!!ってのを心底痛感させられました。
ポケットもよく見ると複数形のPocketsになっていることも良いんです。
7月から8月までの間の中で、いろんな選択肢の中で、駄菓子屋に行ったり、海に行ったり、山に行ったりすることでいろんな夏の姿を見せる、そういう意味ではまさに複数形のPocketsなんだなと。
エピローグで鏡子さんも言ってましたが夏休みというのは7月から8月までの、その塩梅がちょうどいいのだと。
複数形の意味合いでは、しろは意外にもいろんなルートがあるのでそれも兼ねての複数形ですね。
(グランドエンディング以外だと鴎√でぎゃん泣きした。蒼も良い)
----歩き続けることでしか、届かないものがあるよ。
ここまで思うがままにmagic keyboardを打鍵して
いろんな感想サイトを見ましたけど、最後に主題歌であるアルカテイルが流れて、「うわっ、これまんまやん…」ってなったのが凄かったですね。
個人的に思ったのはCLANNADで汐が主人公だとしたらって感じのストーリーだったのかなぁなんてのも思ったり。
あとは最後に世界線が変わって2人がすれ違う描写がそこはかとないAngel Beats!の最終回を思い出したりもしました。
プレイし終えて3日くらい立ちますが
最終的にうみは生まれるのか!!!???
ってことだけめちゃくちゃ気になって3日間眠れなかったことをここに告白します。
最後の方で紙飛行機が2人をつなげたように見えるけど、チャーハンも確実に2人をつなげたよね。
P.S.
おっぱい先輩がすごいたまらん好きです。
先輩ルートが気になるのでRB楽しみです。
そして、コロナで先行きが見えない今だからこそ、未来に悲観して過去ばかりみないようにしようと思います。