23-24 UCL 決勝T1回戦 PSG vs レアル・ソシエダ

いよいよTAKEのCLデビュー
相手はPSG スター揃いではあるが、グループステージでは死の組ではあったけど、安定した戦いとは言えない様子だった
かたやソシエダはインテルと勝ち点同点で1位通過と強さを見せた。しかしリーグ戦は苦戦しているし、ケガ人も多く、エースのオヤルサバルをはじめ、主力を欠いての戦いとなることがどう影響してくるのか。

前半は、アウェーのソシエダがプレスを積極的にかけるいつものスタイルで、開始早々にチャンスも作っていた。一方でPSGもプレスをかけてはいたけどソシエダほどではなく、どちらかというと最終ラインではじき返していた印象。前線のプレスがあまりない(とくにエムバペ)ため、連動したプレスでない分ソシエダのプレスよりは甘く見えた。でも、CBのマルキーニョスがやはりスーパーで、ソシエダのチャンスを指示しながら潰していた。
しかし、後半になると、ソシエダが明らかに疲れてしまっていた。プレスが弱まってしまえば、たちまちパリはボールをキープし始めていた。そのまま押し切られ、セットプレー、個人技にやられてしまった。
故障者も多く、さらに久しぶりのリーグとCLの両立の中で強度の高いサッカーを維持していくのは、やはり大変なんだなぁと思った。

右サイド先発出場のTAKEは、良さを出していたと思う。右サイドからええクロス、突破してシュートなど活躍してたし、久保からしかチャンス作れていなかったようにも見えた。
何より、守備がとても良かった。SBのベラルドも、特に前半は上がっていく場面が少なかった。コーナーからのエムバペの得点シーンでは「マークが甘かった」というのも見たけど、個人的には仕方ないような気もする。

パリのアタッカー、エムバペとデンベレは守備免除されてるのか？と思うような感じだった。エムバペなんてボールもらいに下りるなんてこともほぼしない。
しかし、持てば違いを生み出せるし、ミスらず次へ繋げるプレーをしていたのはさすがだった。
そしてデンベレは思ってたより速かった。ヌルヌルと上がっていくので脅威だったと思う。エムバペに比べればいくらか守備していた。
マルキーニョスが、何度かソシエダのライン裏を狙ったパスを出していたが、2人はずっと前線にいるし、もっと狙ってもよい気もした。
パリでいうと、ハキミもよかった。タレントだなぁと思って見ていた。ハキミ・デンベレコンビは、相当相手は脅威だったと思う。

結果的には2-0のパリだけど、レアルやシティ、アーセナル相手に勝てるか？というと厳しそうに感じた。エムバペがもっと守備を、というだけではなさそう。でも、守備強度があがり、カウンター速攻チームとして振り切ると、案外ええとこまでいくかな？？