【ギャンブル依存症と共に生きる5】新たなスタート
こんにちは、MEIです。
子育てや仕事などで立て込んでおり、ちょっと時間が空いてしまいました。
久しぶりに家族と少し長めの休みを取ったりなどして、気分もリフレッシュできました。
さて、過去話も今日のブログで完結となります。
街金、後払い業者、そして闇金
借りられそうなところには手あたり次第やりました。
仕事でも出したことがないぐらいのパフォーマンスと集中力だったと思います。
総量規制にひっかかれば後払い業者へ。
そして気が付けば闇金業者にまで個人情報をばらまいていました。
LINEと非通知電話でのやり取り。
身近な友人の連絡先、両親の住所、妻と子供の名前と、今までの金貸しからヒアリングされたこともない内容を根掘り葉掘り聞いてきたため、途中から怖くなって、両親はもう亡くなっている、子供もいないと偽りました。
最終的にお金を貸してもらえたのですが、このお金もその日にギャンブルで溶けてしまい、本当に絶望したことを覚えています。
「もうその日にこのお金だけ取り戻せたらいいんだ」という思考で、ついには自分が使っているスマホを質預かりしました。
預けた後の連絡はどうするのかなんて考えてません。
今思うと本当に異常だと感じられるのですが、これがギャンブル依存症の思考なのです。心底イカれてます。
一生付き合っていく病気
質預かりに持って行ったお金も、途中まで調子よかったのですが、後半から一気に流れが変わり、完全に溶かしてしまったところで我に返りました。
何をしてるんだろう
また同じことの繰り返しだ
もう死んでしまいたい
この世に存在してはいけない人間なんだ
どうせなら全部打ち明けてそのまま消えてしまおう
何万回も繰り返してきた後悔、懺悔、借金の内容、このまま消えますというメールを殴り書きして、会社のPCでLINEをつないでいたので、両親と妻に送りました。
「電話もないので連絡は取れないし、居場所も知られることはない。
このままどこかに失踪しよう」
そう考えてフラフラと雑踏を歩いていたら、赤ちゃん用品を売っている大きなお店の前に幸せそうにしている家族が目に入りました。
そして、生まれて間もない自分の子供たちのことが頭によぎりました。
ギャンブル中、今まで子供たちのことを考えたことなんてなかったのですが、この時は何かが違ったんでしょう。
今自分がやろうとしていること、子供たちにどれだけの不幸を背負わせようとしているのかということにハッと気づいたのです。
そこから家に戻り、両親を含めて家族会議をし、一旦離婚はとどまり、借金を返しながら自助グループに通うということに決めたのです。
今回は以上となります。
次回は過去話の中で、もう少し説明させていただきたいところなど触れていこうと思います。
それでは。