競馬場の馬場状態の考え方
おはこんばんにちはー!!
更新が遅れてすいません。
ぽにょてんですー。
今回は馬場状態の考え方について話したいと思います。
1)馬場状態の種類
馬場の状態には
良馬場→稍重馬場→重馬場→不良馬場
とあり、天候による雪や雨の量によって状態が変わります。
一般的には
良馬場
を基本として考えます。
①良馬場
降雨などがなく、乾いて馬が走りやすい状態のことです。
芝の状態が良ければ、タイムが早くなっているということです。
また、開催を重ねることによって良馬場のレースであっても芝は傷んでおり、それに伴ってタイムも遅くなります。
②稍重馬場
稍重馬場とは重馬場よりも乾燥してる馬場状態の事です。芝コースでは、芝に中途半端に水分がついている状態です。
③重馬場
稍重よりも水分量が多く、負良馬場よりは少ない馬場です。「馬場が悪化した」と言われる基準が、この馬場状態と思ってください。
④不良馬場
重馬場よりも含水量が高い馬場状態の事です。ダートコースでは水が浮き出てきて、水たまり状態になっています。
2)芝レースの良馬場〜不良馬場の考え方
①良馬場
良馬場にも色々あり、最もタイムが出やすい状態は開幕週の晴れた馬場になります。そして徐々にタイムは遅くなります。最終週の馬場はタイムが出にくくなるのですが重馬場よりはタイムは速いです。
また、競馬場でタイムの誤差がありますがそれは使われている芝が違うために起こります。
一般的に日本の芝は野芝と呼ばれる芝を使っていますが、冬場には枯れてしまうため、洋芝と呼ばれる外国の芝を一緒に植えて芝を良くみせています。ちなみに洋芝は夏に枯れます。
これを
オーバーシード
と呼び、冬場に開催される競馬場はほとんどが実施している手法になります。
つまり冬場の開催は
洋芝の良馬場開催
となるわけです。
また、タイムが速くなるのには芝だけではありません。芝の下にある地面も関係してくるのです。
地面(路盤と言います)が堅いとそれだけ走る際に蹴る力が強くなり、それだけ馬もスピードを出すことができます。
②稍重、重馬場、不良馬場
先程、不良馬場になればなるほどタイムが遅くなると説明しましたが、メカニズムは簡単です。泥んこ馬場を走っているならば、コンディションが良い馬場を走っているときとは全然違いますよね?
そして、馬にも負担はかかるわけです。
重馬場を走った次のレースが良馬場であっても見えない疲れがあり、通常のパフォーマンスを出すことが出来ません。
これは2021年の菊花賞が良い例になります。
この年の菊花賞は馬場状態は良馬場。タイトルホルダーが勝ったレースで、1番人気は川田騎手のレッドジェネシスでした。
タイトルホルダーはセントライト記念にて惨敗し4番人気と人気を落としていました。
このレッドジェネシス、結果は13着と惨敗。
距離が合わなかったといえば、それまでなんですが、他にも考えられることがあります。
このレッドジェネシス、前走は神戸新聞杯という前哨戦を使い2着でした。
この神戸新聞杯、馬場状態は不良。いわゆる泥んこ馬場だったわけです。
神戸新聞杯を使った他の馬も見てみましょう。
その年の神戸新聞杯を1着だったステラヴェローチェ4着、3着のモンテディオ14着、7着のセファーラジエル11着と軒並み惨敗しているわけです。
4着のシャフリヤールも疲れが取れないという理由で菊花賞を回避し菊花賞の1ヶ月後にあるジャパンカップまで休養したわけです。
それだけ不良馬場はタフなレースになるわけなのです。
しかし、この重馬場を得意とする種牡馬もいます!
それは
ルーラーシップ産駒
です。他にも
ステイゴールド系の種牡馬(ゴールドシップ、オルフェーヴル)
もタフな馬場には強いです。
稍重までならば
キズナ産駒
にも注意してください。
以上が芝の重馬場に関してのなります。
3)ダートでの良〜不良馬場の考え方
①良馬場
ダートに関しては考え方が逆になります。
良馬場になる方が砂が乾いて力が必要になりタイムが遅くなるのです!
また、冬場と夏場でも砂の乾き具合でタイムが変わります。
冬場の方が乾燥しており、砂がパサついているのです。
なので砂を被るのを嫌がる馬には馬込みに入れてしまうと不利に働きます。
夏場は湿度が高いのでそんなにはないですが、やはり日照りが続いてしまうと砂はパサつきます。
そういったところは注意をして予想をお願いします。
冬場の良馬場では
オルフェーヴル産駒
がよく来る印象です。
②稍重〜不良馬場
稍重〜重馬場までを、まずは説明します。
こういった馬場は水分を含んでいるため、砂に深く埋まらず、足抜けが良くなります。
こういった馬場になると
スピードが速い馬
が勝ちやすくなります。パワータイプよりスピードタイプの馬を選んだ方が良いです。
・カジノドライブ産駒
・ヨハネスブルグ産駒
・スマートファルコン産駒
・エスポワールシチー産駒
・プリサイスエンド産駒
・ゼンノロブロイ産駒
・ヴァーミリアン産駒
・ホッコータルマエ産駒
・ジャスタウェイ産駒
・アポロキングダム産駒
・モーリス産駒
はダートでは稍重〜重馬場で回収率100%以上です。
特にカジノドライヴ産駒
は重馬場の鬼と言われるほど重馬場ダート功者です。また、不良馬場になってしまうと
・ドゥラメンテ産駒
や
・モーリス産駒
がよく来る印象です。
少し解説ばかりの文章多めになってしまいましたが以上が馬場状態に関しての解説となります。
次回は
短距離戦(1200m〜1400m)
に関して説明しようと思います。
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