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凱旋門賞

みなさま、おはこんにちばんは。
最近いかがお過ごしでしょうか??
ぽにょてんです。
今回は凱旋門賞ということで、競馬を始めて間もない皆様も聞いたことのある海外レースの1つだと思います。

凱旋門賞

凱旋門賞はパリのロンシャン競馬場という競馬場で毎年この時期に行われている芝2400mのレースになります。
日本でいうところの有馬記念といったレースでお祭りレースといった感じのレースとなります。

・パリロンシャン競馬場芝2400m

ロンシャン競馬場は世界中のホースマンの憧れの場所であり、芝コースは右回りで、1周2750メートルの広大な外回りコースの他、1周2500メートルの中回りコース、1周2150メートルの小回りコースがあり、他にも直線だけの1000メートルコース、第3コーナー付近の引き込み線からスタートする1400メートルコースも備わっており、合計5つのコースがあります。

日本馬ではアグネスワールドが1999年のアベイドロンシャン賞でG1制覇を飾っています。


JRA©️

凱旋門賞は芝2400メートルの外回りコースを使用して行われ、レースはスタンドから見て左奥にある風車の付近に置かれたゲートから発走するコースです。

スタート直後の約400メートルは平坦で、向正面では最大斜度2.4パーセントの上り坂が続き、3コーナーを過ぎてからは下りに転じます。

1000メートルから1600メートル付近までは600メートル進む間に10メートルを下がるコース設計になっています。

その後、競馬場の名物であるフォルスストレート(偽りの直線)と呼ばれる直線を250メートルほど走り、最後の攻防が繰り広げられる実際の直線は平坦でその距離は東京競馬場とほぼ同じ533メートルです。

10メートルの高低差はJRAでもっとも勾配のある中山競馬場(5.3メートル)のほぼ倍に相当し、スタート直後の密集した馬群の中でのポジション争いはし烈で、勝つためには前半の折り合いも大切になります。

行き脚のつきやすい下り坂でもゴールまで脚を温存するためリズムよく走ることが求められ、人馬の呼吸が勝敗を分けるポイントとして挙げられます。

・出走馬

これからは出走馬の強みと弱みの説明をしていきたいと思います。

1番ゲート 1 ザラケム

ザラケムはCデムーロ鞍上でフランスの調教馬となります。イギリスインターナショナルカップを11着と少し物足りなさは残りますが、パリロンシャン競馬場で行われたG2アルクール賞で勝ち鞍があります。しかし2000mでは強さを示しており、今回は2400mと距離が伸びることも不安材料となります。

2番ゲート 3 ファンタスティックムーン

ファンタスティックムーンはドイツの生産馬であり、鞍上はドイツの名手ピーヒュレクとなります。去年も凱旋門賞に挑戦しており、6番人気11着と成績が振るいませんでしたが、前哨戦であるニエル賞では2番人気1着としっかり勝っており、フランスの馬場が合わなかったということではなさそうです。今年はG1バーデン大賞を持ったまま勝ち、凱旋門賞に挑戦してきており穴馬として面白そうな1頭です。

3番ゲート 7.ブルーストッキング

イギリスの4歳牝馬でニエル賞、フォア賞と同じ日に行われたヴェルメイユ賞の勝ち馬です。ヴェルメイユ賞は迫ってきたアヴァンチュールに1度は先頭を譲るも、持ち前の勝負根性で再度抜き見事勝利を飾りました。牝馬らしからぬパワー型の馬でスタミナ比べの展開になれば上位に期待です。

4番ゲート 16.アヴァンチュール

 フランスの3歳牝馬でパスキエ騎手、アヴァンチュールはG1は勝っていませんが、先ほど説明したヴェルメイユ賞2着。陣営は手応えを感じたのか追加金を払っての参加です。
3歳牝馬の斤量は魅力的ですが、夏の成長力を加味しても牡馬とは今回が初対決というのが不安点になります。

5番ゲート 13.ソジー

現在予想人気では1番人気とフランスが期待する3歳牡馬で鞍上はギュイヨン騎手です。前走、前々走とパリロンシャン競馬場2400mを経験しなおかつ勝利しています。しかしながら、陣営は良馬場でやりたいと言っており今回重馬場が想定される馬場では割引といったところです。また、フランスダービーではガス欠しており、前走のニエル賞もヴェルメイユ賞と比べて3秒以上遅い結果となっています。

6番ゲート 15.シュルヴィー

フランスの3歳牝馬で鞍上はマーカンド騎手。フランスオークスでは2着しており、中々侮れない存在ですが、前走のヴェルメイユ賞では7着、G1も未勝利と今まで乗っていた鞍上のパスキエ騎手がアヴァンチュールを選ぶなど不安材料がいくつもあります。私の見解は掲示板やっとでしょう。

7番ゲート 12.デリウス

フランスの3歳牡馬で鞍上はメンディザバル騎手。ニエル賞2着、パリ大賞典3着とソジーには劣るもののニエル賞ではスローペースの後方からの追い込みでソジーに迫る面もあり、侮れない1頭です。またフランケル産駒ということもあり、凱旋門賞と相性の良い産駒ということも魅力の1つです。

8番ゲート 9.ルックドゥヴェガ

フランスの3歳牡馬で鞍上はトーマス騎手。フランスダービーを勝っており、フランス3歳の期待の星です。凱旋門賞ではフランスダービー馬にも要注意でソットサスやエースインパクトなど3歳時に凱旋門賞に出た馬の好走が目立ちます。しかしながら前走のニエル賞では叩きとはいえ、春に見せた末脚が不発で距離延長が影響した可能性があります。

9番ゲート 4.アルリファー

アイルランドの4歳牡馬で鞍上は日本の伝説武豊騎手です。キーファーズのオーナーが所有している馬ですのでキーファーズの勝負服で出ることとなります。アルリファーはG1を勝っていますが、1400mなど短い距離を使われてきました。しかし前走のG1ベルリン大賞では2400mにも関わらず勝利しており、距離も問題なくこなせました。また、パリロンシャン競馬場も経験しており、重馬場にも対応可能と武豊騎手に追い風が吹いているようです。シティオブトロイやエースインパクトといった相手にも善戦しており、本命候補の1頭でしょう。

10番ゲート 14.ロスアンゼルス

アイルランドの3歳牡馬で鞍上はムーア騎手です。あの名門オブライエン厩舎が送り出す本命候補の1頭となります。アイルランドダービーを勝ち、アイルランドチャンピオンステークスでは4着と好成績を残しています。アイルランドチャンピオンステークスと凱旋門賞の相性も良くオブライエン✕ムーアは勝負レースとなり期待の1頭です。

11番ゲート 10シンエンペラー

日本の矢作厩舎が送り出す凱旋門賞馬ソットサスの全弟の3歳牡馬です。鞍上は坂井瑠星騎手。実績は言わずもがなであり、日本が送り出す期待馬です。

12番ゲート 5.セヴェナズナイト

フランスの4歳牡馬で鞍上はバルザローナ騎手。G1に勝ち鞍はありませんが3000m以上の距離を3勝しているスタミナお化けです。不良馬場でグチャグチャの泥んこ馬場になれば勝ちまではいかないものの3着にはひょっこり顔を出してきそうな不気味さがある馬となります。重馬場でしか勝ち鞍がないのも特徴的で穴馬の1頭です。

13番ゲート 2.アザヤーク

フランスの5歳牡馬で鞍上はビュイック騎手です。G1は2100mのパリロンシャン競馬場で行われたガネー賞が勝ち鞍にあります。しかしながら好走しているレースは何れも2000m前後であり、2400mとなる今回は距離が長い気がします。

14番ゲート 6.コンティニュアス

アイルランドの4歳牡馬で鞍上はスミヨン騎手となります。日本のハーツクライ産駒という日本にも縁がある馬ですが、やはり重馬場が想定される今回はなかなか厳しい気がします。ジャパンカップに参戦すれば面白い1頭には間違いないかと思います。

15番ゲート 11.サンウェイ

イギリスの3歳牡馬で鞍上はマーフィー騎手となります。G1に勝ち鞍はありませんが前々走のKG6世&QEステークスではあのオーギュストロダンに先着しているというものがあります。なかなか侮れない1頭ではないでしょうか?

16番ゲート 8.マルキーズドゥセルヴィニエ

フランスの5歳牝馬で鞍上はプーシャ騎手。現在G1を3連勝中と波に乗る1頭です。現在ユーチューバーや細江純子氏の本命であり、穴人気しています。しかしながら勝ったG1は何れも2000m前後と距離が長いのではないかと思われます。また、3走前のイスパーン賞ではレース中に頭を上げる仕草を見せており気性難も伺える上に、得意とする競馬も内から先行して前に壁を作り、スピードで押し切るといった戦法です。今回は大外枠に入ってしまい、この戦法を取るのが難しいのではないでしょうか。穴人気するようであればバッサリ切るのも有りですね。

以上が凱旋門賞に出走する全頭の説明となります。

今回は重馬場が想定されているため、重馬場巧者から狙っていくのが良いのではないかとおもいます。日本馬が勝つのかワクワクしながら応援しましょう。

それでは次回はジャパンカップで外国馬の説明をしたいと思います。それまで良い競馬生活をお送りください!!

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