栗東と美浦のトレーニングセンターについて
みなさん、おはこんばんにちはー!!
最近週刊連載してるマンガ家の気分が味わえているぽにょてんです。
今回は、番外編としまして競走馬の練習場所であるトレーニングセンターのことについて書こうと思います。
ではでは、早速行きたいと思います!
トレーニングセンターは全国にニ種類あり、美浦(東日本)と栗東(西日本)にそれぞれあります。
1)栗東トレーニングセンター
栗東トレーニングセンターは滋賀県栗東市にある競走馬の練習場です。
こちらが栗東トレーニングセンターのコースになります!
栗東トレーニングセンターの調教コースにはAコース、Bコース、Cコース、Dコース、Eコース、坂路、プールとコースの種類があります。
真ん中の斜めの黄色の部分は坂路コースになります。
①Aコース
障害馬専用の芝コースになります。
障害馬には飛越と呼ばれる柵を飛び越える訓練を行います。
その練習を行うコースです。
②Bコース
1周1600mのダートコースです。新聞などの表記では「栗B」と書かれます。
※京都競馬場と似ている特徴があり、芝・ダート共に京都競馬場の短距離戦では効果があります。
(3)Cコース
1週1800mのウッドチップコースです。新聞などの表記では「CW」と書かれます。
栗東での「コース追い」と言えば、大体がこのコースになります。
※ウッドチップとは「木くず」の事です。
(4)Dコース
1周1950mの芝コースになります。
新聞などの表記では「栗芝」と書かれます。
あまり使用されることはありませんが、ウッドコースが雨で水分を含んで、重い状態になった場合、脚元の負担を軽減するために、芝コースへ変更する場合があります。
またDコースはもう一つあり、1周2038mのポリトラックコースになります。
新聞などの表記では「DP」と書かれます。
※ポリトラックとは化学繊維等を混ぜた混合物で、クッション性・排水性に優れる為、悪天候でもウッドコースと変わらない調教ができる事に利点があります。また、クッション性に優れる為、脚元が弱い馬などはココで追い切られます。
(5)Eコース
1周2200mのダートコースです。
新聞などの表記では「栗E」と書かれます。
栗東トレセンの1番外周にあたります。
主にゲート練習で使われます。
(6)坂路
計測区間が800mというウッドチップの坂道です。
新聞などの表記では「栗坂」と書かれます。
計測スタート地点から230mを過ぎたところから「く」の字に曲がり、残り570mが直線になっています。
勾配も美浦トレセンの坂路よりも大きいです。
(7)プール
トレーニングセンターにはプールが設けられており、主に故障した馬の療養に使われています。他にも心肺機能の向上のトレーニングになったり、リフレッシュ効果もあります。
以上が栗東トレーニングセンターの紹介になります。
2)美浦トレーニングセンター
美浦トレーニングセンターは茨城県美浦村にある競走馬の練習場です。美浦トレセンは北馬場と南馬場の2会場に別れています。
【北馬場】
(1)Aコース
1周1370mのダートコースと、1447mの芝コースがあります。
新聞などの表記では「北A」と書かれます。
ほぼ障害馬専用のコースです。
(2)Bコース
1周1600mのダートコースです。
新聞などの表記では「北B」と書かれます。
Cコースもダートのため、ココで追い切る馬はほとんどいません。
※小回りで折り合いをつけるための調教等に使われます。
(3)Cコース
1周1800mのダートコースです。
新聞などの表記では「北C」と書かれます。
北馬場で行われる調教のほとんどの馬がココで行われます。
※ただし、南馬場のDコースよりも小さいため運動量は少なめです。
【南馬場】
(1)Aコース
1周1370mのダートコースです。
新聞などの表記では「南A」と書かれます。
周回距離が短すぎる為、あまりココで調教する馬はいません。
(2)Bコース
1周1600mのウッドチップコースです。
新聞などでは「南W」と書かれます。
美浦で最も多くの馬が調教を行っています。
(3)Cコース(芝)
1周1800mの芝コース。
新聞などでは「南芝」と書かれます。雨などでBコースのウッドが重たくなると、芝に変更されることがあります。
※東京や新潟が開催されている期間中、左回りに変更されるため、Cコースでの追い切りが有効な場合があります。
(4)Cコース(ポリトラック)
1周1858mのポリトラックコース。
新聞などでは「南P」と書かれます。効果は栗東のものと同じです。
(5)Dコース
1周2000mのダートコース。
新聞などでは「南D」と書かれます。
周回距離が長いため、美浦でのダート調教は、Aコースよりも、Dコースで追い切られることが多いです。
同時に運動量が多いために、中間の本数が少なくても、しっかりと調教がつまれていることになります。
(6)坂路
計測区間が800mのウッドチップの坂道です。コース外周にそって「つ」の字型に追い切られるため、左回りの競馬場で効果を発揮しやすいです。
ただし、栗東に比べて高低差が少ないために運動量としては軽めです。
(7)プール
美浦トレーニングセンターにもプールが設けられており、効果は栗東のものと同じです。
以上が美浦・栗東トレーニングセンターの調教の種類になります。
今回は前日に出した新聞の見方・後編のところで詳しく書いてしまったがために、なくなくカットしてしまいましたが、カットするには惜しいと思い番外編としてアップしました。
調教派の人にも役に立つかと思います。
今後ともよろしくお願いします。