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高松宮記念2023

さぁ、今年2回目のG1となります!!やってきました高松宮記念!そして私の無職の期間も終わろうとしております。ぽにょてんです。早速行きましょう!!


1)コース


中京1200mは向正面の真ん中付近がスタート地点となり、スタートから120mは緩やかな上り坂、その後3~4コーナーにかけては緩やかな下り坂が続くコースです。コーナーはやや急なスパイラルカーブ。最後の直線は412.5mで、残り340m地点から240m地点にかけて高低差約2mの急坂が設けられており、傾斜は中山に次ぎ2番目にきつく、ラスト240mは平坦になります。

電撃の6ハロンであるものの、コース自体はタフなコースとなっています。


2)過去傾向

昨年は単勝オッズ12.9倍(5番人気)のロータスランドが2着に、単勝オッズ225.8倍(17番人気)のキルロードが3着に食い込んだこともあって、3連単278万4560円の高額配当決着。波乱含みの一戦と見ておくべきでしょう。そして、今年も雨が予想されており、4年連続での重馬場開催となりそうです。

過去10年の単勝人気別成績は

1番人気     2-1-2-5
2〜3番人気   4-5-3-8
4〜6番人気   2-2-1-25
7番人気以下   2-2-4-111

と一番人気が複勝率50%となかなか振るわない結果となっており、2〜3番人気は複勝率60%、連対率50%と信頼できる数字にはなっています。一方で4番人気以下を実情に即した区切り方をすると、単勝4~10番人気の馬は2013年以降[4-3-3-60](3着内率14.3%)、単勝11番人気以下の馬は2013年以降[0-1-2-76](3着内率3.8%)となっていました。

荒れるといっても単勝二桁人気クラスの伏兵が上位に食い込んだ例はそれほど多くないのです。人気薄の馬を積極的に狙う方針であっても、上位人気グループの馬を安易に嫌わない方が良いかもしれません。

また、過去7年の着順別成績を見ると

前走5着以内 6-6-5-57
前走6着以下 1-1-2-48


となっており、決して前走好走馬が強いレースではないものの、2016年以降の3着以内馬21頭中17頭は、前走の着順が5着以内でした。

ちなみに、前走の着順が6着以下、かつ中京、かつ重賞のレースにおいて1着となった経験がない馬は2016年以降[0-0-1-42](3着内率2.3%)。今回と同じ中京の重賞を勝ったことがなかった馬はさらに苦戦しています。


一方で、1400mのレースに実績がある点や、馬齢が5歳である点は強調材料と言えます。

前年以降、かつJRA、かつ1200m超1600m未満、かつ出走頭数が15頭以上のレースにおいて1着となった経験のある馬は2016年以降[2-6-4-19](3着内率38.7%)と堅実で、この条件をクリアしていなかったにもかかわらず3着以内となった9頭は、いずれも馬齢が5~6歳でした。


それでは枠順の成績を見てみましょう。

馬番別成績(過去7年)

1〜9番   5-6-6-46

10〜18番  2-1-1-59

過去7年に限ると、3着以内馬21頭中17頭は馬番が1~9番。外寄りの枠に入った馬は安定感を欠いています

有力馬が外枠に入った場合は割り引きして考えても良いのではないでしょうか。


3)トラックバイアス

高松宮記念も昨年、一昨年と同じく2回開催の6日目に行われます。1回中京は12日間開催。前開催からは1ヶ月程度しか空けずに2回中京開催が開幕しています。

開催日数が多かったために相応の傷みをうけており、中間には内ラチ沿いの芝のみが応急処置的に張り替えられています。

この整備方法は昨年と同様。しかし、路盤の状態は昨年とは全く異なる状態です。

昨年開幕週の金鯱賞の勝ちタイムは昨年が1分57秒2のレコード。しかし、今年は1分59秒8。今年のほうが週中の散水量が多かったようで、馬場は若干湿っていました。それでも、時計がかかっており、路盤の状態自体が昨年に比べて悪いと考えられます。

さらに、開催2週目となる先週は週中の雨量が多く、重めの馬場コンディションで開催が行われたため、路盤の状態は更に悪化しているようです。


今週からはBコース替わりになりますが、張替えて状態の良かった部分の大半が仮柵で覆われます。コース替わりによって、状態がよくない馬場が大半を占めることになります。
今週末は天気予報も不安定。日曜まで連日雨が降り続くことも考えられ、路盤の状態を踏まえると重い馬場コンディションになるのはほぼ確実と考えられます。
高松宮記念は昨年、一昨年ともにJRA発表は「重」でしたが、今年は昨年よりも一昨年に近い状態が想定されます。

その一昨年の高松宮記念は勝ちタイムが1分9秒2。トラックバイアスは「外有利・超差し有利」。7枠より外から道中は二桁位置取りで通過した馬が1、3、4着で先行、内を通った馬にとっては厳しい状況にありました。

今年は外差しの馬に注意したほうが良いかもしれませんね。


4)注目馬

①ナムラクレア

ナムラクレアは浜中騎手騎乗で前走のシルクロードステークスで1着としっかり勝ち切っており、去年のG1スプリンターズステークスでも1着とタイム差0.2秒の5着と健闘しています。浜中騎手もナムラクレアは主戦を努めたミッキーアイル産駒ということもあり、ここは勝ちに拘っていくのではないかと考えられます。当日の馬場も重馬場想定ですが小倉の不良馬場を上がり1位の足で2歳時に勝ち切っており心配はなさそうです。

②メイケイエール

暴走娘といえばこの馬。写真集が出るくらいのアイドルホースです。今年も池添騎手が鞍上で準備は万全と言っても良い程の仕上がりです。最終追い切りも手応え良く行っています。去年は主戦を努めた池添騎手が枠の差に泣いたと敗因を挙げており、今年は内枠。悲願のG1取りへ、運も味方について態勢は整ったと言えるのではないでしょうか。




5)穴馬

①ピクシーナイト

G1を勝っている2頭のうちの1頭です。前回のレースから1年3ヶ月ぶりで、故障明けということもあり人気を落としています。ですが、格としてみたら1番と言っても良い馬ではないでしょうか。そして成長曲線は5歳時にピークを迎えるモーリス産駒ならば、圧勝もあり得るのではと思わせます。鞍上は戸崎騎手。花粉症も雨によって弱まるのであれば、ドバイに1流騎手が行っている今ならば勝ってもおかしくはないですね。

②ロータスランド

去年の高松宮記念の2着馬で重馬場にはめっぽう強い馬です。鞍上も岩田康誠騎手と言うことで、調教からコンタクトを取り、この馬の特徴をしっかり把握していると思われます。不良に近い重馬場ならこの馬が勝ってもおかしくはないですね。


6)調教評価

①アグリ

今週緩めの調教。1週前追いきりで横山和生乗り、49.8秒の迫力のある走り。

②ウインマーベル

プール併用。中間はプールを増やしているが合間に一杯追い切りを行っている。今週は調整だが2勝馬クラスにも見劣る。

③ウォーターナビレラ

一週前は反応も動きも良い。今週は4ハロン追い、中間はプールを初めて行っている。少し気がかり。

④オパールシャルム

中2週、強い追い切りではなく悪くはない。巻き返しはどうか。

⑤キルロード

去年の3着馬。今年で8歳。一週前は意欲的で攻めた調教を行っている。和田騎手が乗っていないのが気がかり。

⑥グレナディアガーズ

馬場が重くなると微妙。一週前は非常に良い。雨が振らなかったら馬券内。最終は52.7の時計を出しており動きも良い。

⑦ダディーズビビット

調教は緩めてはいない。胸前が阪急杯前に戻っているもう少し絞れれば。

⑧ディビナシオン

強い調教を行わないが坂路51.3を出している。調教の動きは50秒台をしっかり出しているが今回はどうか。

⑨トゥラヴェスーラ

乗り替わりだが、8歳とは思えない動き。騎手が一週前に乗っているがそれも良かった。年齢がどうか…。雨は見方する。

⑩トウシンマカオ

2週にわたり鮫かつが調教を行っている。反応良く手綱を緩めると反応絶好。一週前も良い。雨も大丈夫でしょう。

⑪ナムラクレア

軽めの調教だがタイムは良い。一週前も早い時計で追っている。調教パターンを前走と変えずそのまま維持をしている。

⑫ナランフレグ

去年と臨戦過程が違うが、馬体重は絞れてほしい。タイムは去年と同じ調教、タイムである。

⑬ピクシーナイト

身体は成長している。中身が伴っているかどうか…。調教量は足りているため、あとはレース感が戻るかどうか。

⑭ファストフォース

高速馬場への対応が可能であるが、年齢を重ねるごとに重馬場への対応をしている。今週ベストタイムを出している。侮れない1頭。

⑮ボンボヤージ

華奢に移る。動きは良いが馬体が寂しく移る。

⑯メイケイエール

コーナリングは頭が高く移るが、大人になっている。久々でも走る馬。

⑰ロータスランド

坂路50.1はこの馬のベストタイム。一週前は岩田の親父がコース追いを行っている。

⑱ヴェントヴォーチェ

動きは良い、中間はプール調教を行っており、最終は馬なりだが、もう少しタイム出せる。物足りない。


7)展開考察

展開考察ですが、ペースはそれほど早くはならないかと思われます。アグリがハナをきり、ミドルからスローペースで逃げ、番手にファストフォース、ウォーターナビレラがいき、その後ろにメイケイエールが付ける流れになるかと思います。ピクシーナイト、ナムラクレアはその後ろでメイケイエールを見ながらの競馬。ロータスランド、ナランフレグは中断より後ろで競馬を行うと思います。

3コーナーから4コーナーでは下り坂になりスピードがつきやすく、ここでメイケイエールが暴走しなければ直線まで隊列はそのままになるでしょう。

最後の直線、それほど重馬場ではなく、晴れているのであれば内が乾いてイン付きを狙うナランフレグあたりが突き抜けるのではないでしょうか。
不良馬場であるなら外伸びでナムラクレア、ロータスランドあたりが末脚勝負を行うかと思います。


8)予想・買い目

外伸び想定で
◎ロータスランド
○ナムラクレア
▲ピクシーナイト
△ナランフレグ
△ダディーズビビット
△アグリ
☆メイケイエール

買い目
◎ロータスランド
○ナムラクレア
の2軸三連単マルチ
▲ピクシーナイト
△ナランフレグ
△ダディーズビビット
△アグリ
☆メイケイエール

100円の30通り

計3000円

で行きます!

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