アイリッシュチャンピオンステークスについて
お久しぶりでございます。
最近は海外競馬のことに関して勉強しています。ぽにょてんです。
今回は今週土曜日にアイルランドのダブリンにて行われる
アイリッシュチャンピオンステークス
このレースについて詳しく説明していきたいと思います。
・レパーズタウン競馬場
レパーズタウン競馬場は左回りの一周2800mので、イギリスのサウスダウン競馬場をモデルに作られた競馬場です。
障害レースと平地レースが行われており、
今回のアイリッシュチャンピオンステークスは
芝2000mのレースになります。
芝2000mのレースは
2コーナー入口から始まり、多少の起伏はありますが、比較的平坦な向正面を回って最後の直線1400mあたりからダラダラとした坂を登り、最後200mにもう1段急な坂を登るコースになります。
説明してみるとスピードだけではなく、スタミナも必要になるタフなレースになっています。
・出走馬
出走馬は当初14頭と多くいましたが、枠順が確定すると8頭となりました。今回は8頭全て紹介していきたいと思います。
1番ゲート④ロイヤルライム
イギリスの馬で10戦4勝。戦績は4-0-1-5
主な勝ち鞍ブリガディアジェラードS(G3)
前走はドゥレッツァが出走したイギリスインターナショナルステークスに出走しドゥレッツァのアタマ差6着という成績でした。
現在
日本のオッズでは8番人気151倍。
海外のオッズでは7番人気25倍程度です。
この馬の特徴としては
重馬場での戦績が良く、差し込み一気の末脚が特徴的です。
当日重馬場なら穴馬として紛れで狙いたいですね。
2番ゲート⑥ゴーストライター
イギリスの馬で7戦3勝。戦績は3-0-2-2
主な勝ち鞍ロイヤルロッジステークス(G2)
前走はこちらもイギリスインターナショナルステークスに出走し3着。前走では先頭に届かず3着でした。
現在
日本のオッズでは5番人気16.3倍
海外のオッズでは4番人気6.5倍
となっています。
この馬の特徴としては
すんなりと先行して粘り込む競馬
が得意です。ヒモには入れて置きたい1頭ですね。
3番ゲート⑧シンエンペラー
日本競馬を知り尽くした読者の皆様には説明不要でしょう。
世界の矢作厩舎の刺客であり、近年のヨーロッパ競馬の至宝とも言えるソットサスの全弟にあたります。
日本では才能だけで好成績で走っており、ヨーロッパの芝に戻ったらどーなるのか、今から期待しかありません。
日本のオッズでは2番人気3.9倍
海外のオッズではなんと6番人気7倍
となっています。
近年日本馬のディアドラがこのレースに参戦して4着となんともいえない成績ですが、3年連続で3歳馬が勝っているという頼もしいデータもあります。
4番ゲート①オーギュストロダン
このレースはこの馬が勝つかどうか世界中で注目を浴びている1頭です。
戦績は14戦8勝、8-2-0-4でG1成績は11戦6勝2着2回とパーフェクトではないものの、負けたレースは何れも真面目に走らなかったせいというゴールドシップを思わせるような馬です。
今回も真面目に走れば確勝級と言われています。
この馬、実は私達には馴染み深いディープインパクト産駒のラストクロップ(最終産駒)となっており、去年引退する予定だったのですが、真面目に走らなかったせいで現役続行というなんともユニークな馬です。
現在
日本のオッズでは1番人気1.8倍
海外のオッズでは2番人気2.8倍
となっています
去年の勝ち馬であり、このレースを現在6連覇中のオブライエン厩舎の馬でこのレースを3連覇しているライアン・ムーア騎手が騎乗予定です。
懸念材料としては
3走前真面目に走ったと言われているタタソールズGCで2着しており、能力の衰えが見えて来ているのかもしれません。
5番ゲート⑦ロスアンゼルス
今年のアイルランドダービーの勝ち馬で6戦5勝、戦績は5-0-1-0と複勝率100%となっています。唯一負けたイギリスダービーでは、イギリスインターナショナルステークスを勝ったシティオブトロイに惜しくも負けてしまいました。
現在
日本のオッズでは2番人気3.9倍
海外のオッズでは3番人気5.5倍
となっています。
この馬の特徴としては
前目のポジションを取って自分からレースを作る
ことを得意としています。
6番ゲート②ハンスアンデルセン
アイルランドの馬で13戦3勝、戦績は3-1-0-9とやや物足りない戦績です。
これには理由があり、海外ではラビットと呼ばれるスタートから先頭に立ち目標にされることを目的とする馬が認められています。
今回はオーギュストロダンが勝つためののラビットとして出走する馬です。
海外のオッズでも250倍であり、ラビットとして認知されている馬です。
勝つ確率は限りなく低いですが、どうしても買いたい方は複勝を握ってドキドキしましょう。
7番ゲート③ルクセンブルク
アイルランドの馬で17戦7勝、戦績は7-3-1-6です。一昨年のこのレースの勝ち馬で去年も2着と好成績を残している馬です。
日本のオッズでは6番人気18.9倍
海外のオッズ5番人気11倍
となっています。
もともと差し切る競馬が得意な馬でしたが、直近のレースでは脚質転換に成功し、逃げ・先行が得意な馬になりました。
アイルランドの競馬場では7戦5勝2着1回と地元に戻れば強い競馬をしています。
今年もヒモには入れておいたほうが良いと思います。
8番ゲート⑤エコノミクス
イギリスの馬で4戦3勝、戦績は3-0-0-1と初戦4着から巻き返して3連勝している馬です。なんとG1は初出走であり、未知数の馬となります。
海外のオッズは1番人気1.5倍
日本のオッズ4番人気6.5倍
となっています。
この馬の特徴としては
後方待機、大外ぶん回し!
後続を突き放す鮮やかな末脚
が特徴となります。
なぜ未知数の馬がこれほど人気しているのか…?
それは前前走のG2ダンテステークスに秘密があります。
このレース2着した馬は日本で言う朝日杯を勝った馬でした。
その馬に鮮やかな差し切りを見せ、しかも道中持ったまま直線伸び圧勝するという内容でした。
1頭違う馬がいるという前評判もあり、1番人気に推されています。
しかしこの馬にも懸念点があります。
それは勝った重賞がどちらも
直線平坦なコース
ということです。今回は坂があるので一筋縄ではいかないかもしれません。
・レース展開考察
私なりのレース展開考察をしていきたいと思います。
隊列は
6.ハンスアンデルセン
7.ルクセンブルク
のどちらかが逃げるでしょう。
そして番手に内から
2.ゴーストライター
4.オーギュストロダン
5.ロスアンゼルス
となり、
3.シンエンペラー
はゴーストライターの後ろか、外に出してオーギュストロダンをマークする形になるかと思います。
後方に
1.ロイヤルライム
8.エコノミクス
と隊列は団子で回ってくるかと思います。
最後は末脚勝負になるかと思われます。
まぁ展開考察は私の想像なので、参考程度にしておいてください。
最後に
ここまで見てくださってありがとう御座います。
エックスのスペースをフォローされている方が行う場合はそちらで説明を行なっていますが、スペースをやらない場合はこうして記事に出していきたいと思いますのでよろしくお願いします。