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不思議な不思議なビールのグラス 前編

古今東西、飲み物にはだいたい専用の器がある。
その形はペアになる飲み物向けに最適化されていたり、伝統や文化に基づいて形成されていたりする。
緑茶、紅茶、コーヒー、タピオカミルクティーなどなど。
コーラだってメーカーが専用グラスを出していたりする。

酒器ももちろんそうである。
特に種類が豊富で有名な酒類はカクテルグラスだろう。ふふっ……。
マルガリータグラス、ゾンビグラス、オールドファッションドグラス、ショットグラス、ソーサー型、コリンズグラス、コカボム専用などなど様々なグラスがある。
マティーニなどは「マティーニグラスを使えばマティーニ」と解釈できる説もあるとか。

さてそれで。カクテルと同等かそれ以上に多いのがビールのグラス。
形状等でによる分類がある上に、醸造所オリジナルグラス、特定銘柄の専用グラスもあるため、とんでもなく様々なグラスが存在している。

そのようなわけで、今回は私の持っているグラスを紹介する企画と相成った。自慢したかったわけではない。
実家にしまい込んだグラスもあるので全部ではないが、一部を紹介。

それでも記事1つで紹介するには分量がありすぎたので、前後編に分けさせていただく。
それでは正々堂々と試合開始。

その1、レフトハンド・nitro専用グラス (パブグラス) 

微妙なカーブが美しいパブグラス。
スタウトはイギリス(アイルランド)のスタイルだからイギリスのパブグラス形状なのだろう。
万能に使える良グラスだが、黒いスタウトを入れる前提の白い文字がとても映えるので、濃色のビールを入れたいところ。
コーヒーやコーラをいれるにも良いな。
パブグラスなのでパイント(16oz)グラスでもある。

その2、あくらビール21周年記念グラス(チューリップグラス)

チューリップグラスは首部分が狭まり口は広がっている形状が特徴。
チューチュチューチューチュチュチュチューリップ。
香りは首部分で凝縮されて、そこから広がって立ち上るのが特徴だそうな。
薫り高いビール、エール系に特に向くって解釈でいいだろう。
まぁこれも割と何にもでも使える。
なおこのグラスが家に3つある。大杉ない?

その3、オルヴァル専用グラス(聖杯型)

私があらゆるビールの中で1番好きな銘柄「オルヴァル」の専用グラス。
一番好きとか言ってる割に手ごろな写真がない。なぜだし?
とてもぶ厚く、持ち手がごつく、口には金具まではまってる。
広口の形状は飲む時に鼻がグラスの中に入るため、弾けるような香りが楽しめるのだ。ハイアルコールにも向く。

ちなみにこれはオルヴァルグラスの旧型のため中々にレアだ。
それについてはこちらの記事も参照してくだち


その4、田沢湖ビールヴァイツェングラス

なが~~い!説明不要!
泡立ちが超良いヴァイツェンにはこの形状が利くらしい。
それにしても田沢湖のヴァイツェングラスは飛び切りロングなのだが。
ヴァイツェンやホワイトビールを飲む時に使ったり使わなかったりする。
洗うのはややめんどうなので……。あと写真に撮る時が大変なので……。


その5、スタロプラメン(ピルスナーグラス)

チェコのピルスナー、スタロプラメンのグラス。
ピルスナー用グラスは普通にすこし口が広くなる円柱型タンブラーも多い中で、少し凝った形をしている。


その6、テットゥ・ド・モール専用グラス

何だお前!?

出たわね!頭蓋骨という名前のビールの専用グラス。
だから髑髏型である。
何もおかしいことは無いな!?

ちなみに内側も少し凸凹しているのでとても洗いにくい。
あとこのグラス使ってても思ったより受けない……。


おまけ

私のギネスビールのグラスが行方不明です。
心当たりのある方、連絡ください。

それはそうとしてベルギーには特にユニークなグラスが色々とあります。
下の2枚は秋田のビアバー「ゾット」さんで撮らせてもらったもの。

ラ・コルネ専用グラス 角笛型です。
一度、手に持ったら飲みきるしかないよなぁ!

次はパウエル・クワック専用グラス。
御者が馬車にひっかけておくための形状……。

という話だけどこれは売るためのお話という説もあり。

まぁ面白ければヨシ!

それでは、残りのグラス紹介は後編へ続く!