アサヒビール・黒生

マルエフデザインの濃色ビール。その実態はデュンケル。

ビール通販しようネットで検索かけてたら、アサヒマルエフ黒が目に留まる。おやおやおやおやおや。マルエフの黒ですか。新発売ですか！！！
そう思ってよく見ると黒生って書いてあった。アサヒの黒生……あったな。そういえば。最近見たような見なくなったような、飲んだような飲んでないような気がするけど。アサヒの黒ビールと言えば、いつだったか発売された「スーパードライ黒」は好きじゃなかった。「黒いスーパードライだ！」と一発で分かる味を作る技術は凄い感心したけど、単純に美味いか不味いかでいうと……はい。アサヒのスタウトは超美味いんですけどね、甘くて濃いスイートなスタウトで大好き。

　閑話休題。黒生を買ってきました。イオンで。

　グラスに注ぐと立ち上るココアリキュールの香り。この香りからすると、スタイルはデュンケルかな？ドイツのミュンヘン地方のラガービールで濃色だけど焦げたロースト感は無い～弱い。ボディは軽めでサラッとしてるタイプ～重めで甘いパンみたいなやつまで幅があるけど、どうかな……アサヒだと軽いの作りそう。と予想を立ててから飲んでみる。

　口に入れるとブラウンアンバー系でココアチョコビスケットのようなモルトの味。これが中々に美味い。黒い色味に対して深煎り感はやっぱりない。ボディはライト～ミドルくらいで軽く甘さは控えめで適度に。予想はだいたいあってた。

　というのが好きな点。

　ん～しかし。ラガーの呪いというか、スーパードライの呪いというか、こう過剰に軽くしてさっぱりして飲みやすくしてる印象も受ける。米使って軽くせずにはいられないのかアサヒビールというか。口先の旨味甘みとフレーバーだけじゃなく、もう少しどっしりさせた方が全体的に味が引き立つのでは？苦みとブラウン系モルトにザラッとした後味が目立つきもするし。
　まぁこの辺は俺の好みといえば好みだしアサヒ系の味のファンならいいんじゃないかな。知らんけど。

　あと、ラベルをマルエフと共通させてるので、味も共通する部分出せばいいのにとも思う。

　しかし昔のアサヒ黒生ってこんな味だったっけなぁ。覚えてないなぁ。

■おまけ
飲んだ次の日、感想メモっておくか～と写真をトリミングしていると……

 フェニックスのロゴの上に小っちゃくMunich-Typeとありました。やはりミュンヘン（ミュンヘナーデュンケル）であったか。

アサヒビール・黒生
スタイル：デュンケル
都道府県：東京都
醸造所：アサヒビール株式会社
原料：麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ
アルコール度数：５%