横浜ベイブルーイング・ベイピルスナー【ビールの覚書】
IPA。日本のビールで最も多いスタイルはIPAだ。
おそらくというか間違いなく。
数えたことないけど。
（というか数えるのは不可能）
それじゃあ２番目、３番目は？
たぶん、セゾン、サワー、ピルスナーのどれか。
ちなみに「日本のクラフトビールブーム」の前年代───地ビール時代はピルスナーが１番多かった。大手も地ビールも含めて。
（これも、きっちり数えたことはないけど）
ピルスナーが１番多かった理由は色々あるけど。
「ビールといえばドイツ」から始まったところが多かったので。
まだまだ多彩なビールの存在は知られてなかったんですよ。
そういう経緯もあって
日本には優れたピルスナーがたくさんある。
地ビール・クラフトビールでもそうだし、大手のピルスナーもすっげえ出来が良いんだよ聞いているのかねピルス君！
そんな精鋭の中でも燦然と輝く美味い銘柄が、今回のベイピルスナーだ。
やっとビール飲むところまで話がたどりついた。
長い道のりだった。
今回はベイブルーイングのベイフロント店でいただきます。
う～ん、当然のように美味い。味わいが濃い！
モルトが濃くて円やか。ボヘミアンピルスナー＆トリプルデコクション特有のカラメル感がまたなんとも言えず美味。
ハーブ系のホップはかぐわしく、その中にフッと鼻をかすめるバターと硫黄の香り……と爽やかな苦み。
────？
前に飲んだ時より、だいぶ飲みやすくなってる気がする。
もっとがっちがちのチェコ系だったような気がするんだけど。
濃い濃いだけで押してこないで、ちょっと軽さを入れて少しドリンカブルになってる。
美味しくなくなったとかではなく、少し方向性が変わったかなって。
あ、メニューにそんなこと書いてあるわ。おほほ。
クラフトビールは「非ピルスナー」と考えられがちだけど、「ピルスナーも含めて多彩なビール」と考えたほうが幸せですよ皆さん。
ピルスナーやラガーもクラフトビールとしての面白さに溢れてるので、先入観で敬遠せずにどんどん飲んで試して楽しんで欲しいなぁと思ってる。
ベイピルスナーはそんなあなたへの入門におススメ。
横浜ベイブルーイング・ベイピルスナー
スタイル：ボヘミアンピルスナー
醸造所：横浜ベイブルーイング
都道府県：神奈川県横浜市
原料：麦芽、ホップ
アルコール度数：４.８%
なお、ベイフロント店の名物で美味いと評判のシンガポール風チキンライスも食べたりした。
美味しいんだろうという味！
ちなみに、俺はシンガポールライス苦手だけど食べてみたんですよね。
結論としてはやっぱ苦手！(笑）
だけどカオマンガイは好き───というか、最初からご飯の上に鶏とタレがたっぷりのってるタイプは美味しく食べられる。人の好みって難しい。