Y.マーケット・ワールドピースゴールドラガー
1口目を含んだ瞬間のホップのインパクト。
「これIPLだ!」と、わからされる素敵なラガー。
どうも、クラフトビールは通販で購入するマンです。
だってね。
東北の半田舎に住んでるので、周りに品ぞろえの良い店が無いんです。
もちろん近所にビアバーもない。
あっても電車で30分とか1時間とかかかる。
だったらもう、その交通費を送料にして通販しちゃえばいいじゃない。
通販ならビールの説明と謳い文句をじっくり読んで購入できるのも良い。失敗も少ない。気になるビールをポイポイッとカートに入れといて、そっからバランスを考えて選ぶこともできる。
買ったビールが全部濃色ビールだった……とか、そういうミスもない。
そんな失敗は無いんだが、完全にデザインして買うのもちょっとつまらない。驚きというかトキメキが足りない。
だから、まとめて買うときは直感で何本か選ぶようにもしてる。
銘柄名だけで買ったり、全く知らないメーカーから適当にチョイスしたり。
前置きが長くなったけど、このワールドピースゴールドラガーは、そんな直感で選ばれてウチにやってきた可愛いヤツ。
前情報としてわかっていることは「ラガーであること」。
Y.マーケットのビールなので味は洗練されているはず。
ラベルが黄緑だから、ホップ効いてると思われる。
それくらいしかわかってない
そんな気持ちでゴールドラガーを口に含むと、ズンパラサッっと強烈な不意打ち。
口に入った瞬間にノータイムでホップに殴られる。
風味が広がっていくとか、花や柑橘の香りを感じるとか、そういう時間的余裕が全くない。
出会いがしらのホップ追突に呆然とし、何秒かたってようやく風味への理解がおっついてくる。
示現流一の太刀みたいな。雲耀の速さみたいな?
ホップはフレッシュな柑橘風味に少々のトロピカルオレンジ。
芝生や松脂、花の香りも少しずつあって華やか。
苦みも強烈にバッチリ。
面白いことに、ボディは思い切った軽さ。
穀物感と麦芽感もあるけど、ホップの強さに対して明らかに軽い(薄い)。
ラガーということもあってスルスルと消えていく。
スタイルでいえば鮮やかなインディアペールラガーだな間違いなく
飲んですぐに、あぁこれIPLだわ。ってわかるくらいにIPL。
※ここで答え合わせのため公式サイトを見ると、IPLと書かれており
ワイ将渾身のガッツポーズである。
1本飲んでるとちょっとフレーバーが飽和してくる面もあるけど、とにかく初撃の魅力が記憶に刻み込まれた。