さかい河岸ブルワリー・NEIPA
定番に入ってるのがありがたい、優しい味わいのジューシーIPA。
2020年と2021年。新型コロナウイルスの影響で疲弊する醸造所さんを応援したい……と、飲んだことない醸造所さんも色々と買ってみました。今まで通販やってなかったところも、通販開始したりとかもありましたしね。
そういう中でも、今後のチェックマイリス筆頭になったのが、このさかい河岸ブルワリーさん。特に魅力的だったのが今回のNEIPA。
お、導入の文が綺麗にまとまったな。
■さかい河岸ってどこなんだそもそも
ちょっと待って。「さかい」ってどこにあるの?
というか、どこの「さかい」なの?コレガワカラナイ。
※日本各地に堺/境って地名がめっちゃある。
調べてみると「さかい河岸ブルワリー」は、茨城県は北西の猿島群境町にありました!
埼玉県古川市の下、春日部市の北。茨城県で言えばつくば市の西です!
しかも、醸造所は利根川沿いにある道の駅さかい内にあるようです。
ラインナップを見ると緑茶を副原料にした銘柄が目立ちますね。
そういえば茨城は隠れたお茶の産地でした。
これは期待が高まりますね。
よくある謎の紹介クソブログ風の文体はともかく、ビールの王冠を引き抜くと本当に期待が高まる香りが広がりますわ。
■NEIPA飲んでいきましょう
能書きはこれくらいで、NEIPA飲んでいきましょう。
グラスに注いだ時の色味は茶色が濃いめ。濁りはあまりないけど、NEIPAは濁ってるかどうかはそこまで重要じゃないのでキニシナイ。まぁスゴイ=気にする人もいるけど。
味わいは柔らかいモルトが特徴的。軽く焙煎した麦芽の味わいと、優しい甘みとあわさって蜂蜜パンのような風味に。あるいは、ほどよくメープルシロップをかけたホットケーキと紅茶の組み合わせ。(バターは無し)
それでホップ。NEIPAスタイルの基準から言えばホップの香りは控えめ。柑橘の葉やトロピカルさはあるけど弱め。さっき紅茶風味の話したけど、アールグレイくらいの感じか。「NEIPAとしては弱い」のでしっかりと感じられはするけど、ホップ爆弾のような方向性じゃあない。
もう1つかなりの特徴なのが苦みが弱いこと。この軽めの苦みが麦芽の風味と合わさると全体的に飲みやすくホップと麦芽を楽しめるジューシーさが感じられる。
■NEIPAの中の細分類「ジューシーIPA」
ニューイングランドIPAスタイルの中にも小分類があろうかと思いますが。ヘイジーIPAとジューシーIPAの2つがありもうす。
とろ味や溢れるホップ風味の中に苦みの存在感もあるのがヘイジーIPA。
苦みが弱めで麦やホップのジューシーさが前面にでるのがジューシーIPA。というわけで「さかい河岸ブルワリーNEIPA」はジューシーIPAですね、こいつぁ。NEIPAの中では圧倒的にヘイジーIPAが多いので、安定して手に入れられて優しく美味しいジューシーIPAは有難いですわ。
さかい河岸・NEIPA
スタイル:ニューイングランドIPA
都道府県:茨城県猿島郡境町
醸造所:㈱安井商店
原料:麦芽・オーツ麦、ホップ・蜂蜜
アルコール度数:6%