奥利根って意味だったのね……オクトワン「OCTONE」ブルーイング【群馬・水上温泉】
今回は群馬は「みなかみ町」にあるマイクロブルワリー「オクトワン」へ。
登山者に人気の谷川岳や、地下深くにホームがあるもぐら駅「土合駅」も近い水上温泉郷に店を構えるブルワリー／ブルーパブだ。
オクトワンさんに以前に飲みに行った時の印象がとても良くて、今回の再訪問と相成った。
ちなみに、土合駅横で行われた「もぐらビアキャンプ2022」に参加する契機となったのもオクトワンさんの好印象だ。
なお件の前回訪問の様子ともぐらビアキャンプの記事についてはこちら。
https://note.com/bigurou/n/n9f47be5447db
■行くぞ水上温泉
さてさて。訪問した時期は11月末、紅葉が綺麗な晩秋だ。
この辺りは群馬県と新潟県の境にある山の中にある豪雪地帯なので、雪が降る前に行けて正直助かった。
というか無理やり雪が降る前に慌てて行ったのだが。
時期は慌ただしくスケジューリングしたものの、日程自体は余裕多めでのんびりで組めたので嬉しい。偉いぞ俺。
スケジュールだけでなく腹具合的にも、予算的にも余裕がある。
とても偉いな俺！えらいねぇ！よーしよしよしよしよし。
温度は熱めで温かさが持続するのが気持ちいい。
舞茸はついてなかった（１敗）
蕎麦はまぁまぁだったのでセーフ。
そんなわけで水上温泉の飯と温泉もエンジョイ。
タップルームの開店は夕方からなので、日中に蕎麦を食べ、日帰り入浴施設の温泉でぬぐだまる。
温泉は熱めで気持ち良いが、そこからオクトワンさんに直行すると、汗だくでビールを飲む羽目になってしまうため、ぶらり温泉街歩きで時間を有意義に潰す。うーん贅沢！
裏から読めそうで読めない、こういう旗がめちゃめちゃ好き。
川ルレ゛フーソ。
タップルームをピンポイントで狙い撃ちするストロングスタイルもいいけど、周辺の土地も含めての訪問も面白い。
マイクロブルワリーがそこで開店した理由が垣間見える事もある。
そんなこんなで適度にクールダウンしたところで、開店時間早々のオクトワンさんに突入。対戦よろしくお願いします！
■本日のタップリスト
珍しく綺麗に写真撮れたな！！！！
ガハハ！
勝利を確信する私。
■１杯目 カヤバセゾン
喉の渇きを癒す一杯目にはセゾンをチョイス。
温泉でほどよく渇いた喉に染みる。
洋ナシ・バナナ・レモンがミックスされた、ほんのりとした香り。喉の奥でパチパチと胡椒とナツメグが弾けるようなスパイシーさも適度なベルギー系なセゾン。といってもガッツガツにベルギー系でもなく、ボディは軽くもなく厚くもない濃さ。
あとから来るジワジワとした苦みと、少しメタリックでドライな感じも面白い。
■２杯目 リバーネイバーIPA
飲んだ瞬間から少しモタッとした印象を受ける。
アメリカンっぽい松脂系と残糖も多めで、飲んでいるとあっというまに風味が飽和してきた。これは小グラスなら美味しく飲める範囲かな。
■３杯目 アップストリームIPA （ジューシーIPA）
レモンキャンディー的な風味が支配的。
そこに軽い苦みとフレッシュさ、青っぽいハーブ系の風味が加わり、レモンピール、シチリアレモン、ライム、青レモン、キュウリを思わせる複雑な風味になっている。
これはかなり好み。
さっきのリバーネイバーと比べて圧倒的にこっちが好き。
■４杯目 天神ブロンド
ブロンドタイプのベルジャンストロングエール。ウェストマール・トリペル系かストロングゴールデンエールのデュベル系がどっちだろう、と期待しつつ口に運ぶ。
一瞬、障子紙のような香りが漂い、そこからリンゴとイチジクのような強く濃厚なフルーツ香。とてもとてもまろやかで滑らか。
最初は甘味を余り感じず重厚でドライな味わいに感じたが、温度が上がってくるにしたがって甘味が強くなってくる。しいていうならウェストマール系だが、どちらでもない個性的な味わい。
オクトワンさんのビールはアメリカ系クラフトビールの流れに位置しているが、イギリス系やベルギー要素もかなり強めに取り入れている。
ゴリッゴリの純アメリカ系が好きな人には合いにくい傾向にまで達してる印象だが、ビールの銘柄ごとに合う合わないを探したり、（良い意味で）雑味な風味も面白いと思える人間にはマッチング度高いだろうな。
これだからクラフトビールは面白い。
■５杯目 モリノポーター
最後はポーターを飲んでフィニッシュ。
前はもう少し軽くなかったっかな？気のせいかな、気のせいかも。
■そして今回の優勝アイテムは……
これ。
醸造長の生ハムジャーキー。
私は基本的にフードは頼まないストロングスタイルヒューマンなのだが、
カウンターの上のメニューが！
さっきから！
めっちゃ写りこんでるんだよなぁ！！
ここまでオススメされているなら、頼んでみるしかないじゃない！
正解！大正解！
染み出す旨味と塩気、そして旨味と旨味。
嫌だよー、あんまりだよ、こんなの！
美味しすぎるよ……
自分へのお土産に買って帰りたいよ！
そんなこんなでまたの訪問を誓ってフィニッシュとなりました。
■アフター
今回も雪松の餃子で締め！！
そのあとは宿泊！みんなおやすみ！良い夢見ろよ！
■情報
アクセス：水上駅から徒歩15分～20分