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AJB ライIPA
最近ちょくちょく見かけるようになったAJBさんのビールです。
なんともラベルが特徴的。クソデカ文字フォントがドーン!
で、レトロなデザインっぽいのが一周回ってかっこいい。
さてライIPA。ライ麦メインで来るのか、ライ麦がサブでくるのか。
どっち来ますかね、はい、サブでした。
シトラスホップでガツンと殴るような、ドストレートなIPA。
最初の一口目は強烈な苦味に口が萎む!藁と松のような苦味がガツンっと後引き。あれだ、龍角散。……そうだな、龍角散っぽいな……。
んんんん?
なんだねあれだね。……なんか普通じゃない副原料が入ってる気もするな…でもなんか覚えのある味だ……なんだろう、これ。
……なんだっけ…この微妙に覚えがある風味……ハーブ系で………。
で、全然思い出せないのでラベル見たら、コリアンダーだった。
あー。確かに。それでちょっと捻った味になってるわけね。
ここで、ちょっと後味を楽しんで、のんびり飲んでいると、温度が上がってくるのもあるのか、ライエール特有のビスケットを液体にしてメープルシロップを絡めたような甘い香りが少しずつ出てきて、モルトの風味も徐々に強くなってくる。ミドル~くらいの割合で止まるものの、モルトの旨味も楽しめてくる。
といってもやはり全体の作りは、とてもホッピーなのだが。
飲み終わってみると、ガッツリとした西海岸系IPAに、やっぱちょっとライ麦麦芽入ってたね。と、アクセントとして上手に使ってる。
ライIPAではベアードさんのライIPAがライ麦主役の使い方で有名なわけで、それとの差別化もできていてなかなかに面白い銘柄でありました。
AJBさんも面白い醸造所だってわかったので、見かけたらポツポツと買っていこうと思った次第。
AJB ライIPA
スタイル:IPA
都道府県:長野県下高井郡
醸造所:AJB Co.
(アングロジャパニーズブルーイングカンパニー合同会社)
原料:麦芽、ライ麦芽、ホップ、オーツ麦、酵母、コリアンダー
アルコール度数:6%