日本のクラフトビール黎明期。年代メモ
---情報が100%正確とは言い難いですが、何かの参考にしてください。
1980年 札幌にBEER INN 麦酒停開業。
1983年 アサヒビール、国内でレーベンブロイのライセンス生産始める。
1985年 両国に麦酒倶楽部ポパイ開業
1988年 小西酒造ベルギービールの取り扱い開始
アサヒビール、バス・ペールエールの国内販売を開始
1989年(平成元年) 酒類販売免許が緩和 輸入ビールの流れができる
1993年 木屋 ベルギービール取り扱いを開始
1994年 発泡酒ブーム。消費者の安価傾向が強い
小西酒造などが精力的に行ってきたベルギービールの輸入が好評に
なってきている
規制緩和 「地ビール」解禁
1995年 2月 エチゴビール発売
麦酒倶楽部ポパイでエチゴビールの取り扱い開始。
(樽の地ビールを取り扱った初の店と言われている)
1998年 ジャパンビアフェスティバル初開催。東京会場。
2004年 地ビールからクラフトビールに転じる流れが強くなる
日本地ビール協会(兵庫県芦屋市)の小田良司会長は
「日本にも、2004年ごろから新たな作り手が現れてきた」と話す。
2008年 アサヒビールインベブとの提携を強化
ヒューガルデン、レフなどを取り扱う
小西酒造 ヴェデット・エクストラ ホワイト販売開始。
2009年
IPAも国外から少数入ってきていたが、手に入れるのは難しかった。
クラフトビールという言葉が少し目立つようになってきた
2012年 グランドキリン発売
■個人メモ
私がシメイに出会ってビールの世界に入門したのが2002年頃
富士桜高原さんは「クラフトビール」という名称が一般に広まったのが2011年2012年としてるので、クラフトブームが本格的な「ブーム」になったのは2013年~2014年という感覚でやっぱりあってると思われる。
■地ビールブーム衰退
地ビールブームの衰退は「品質(味)が悪かった」とする説は極論。
・そもそもパイが小さい。浸透してない。
・年代的なもの バブル崩壊した年代。
発泡酒の発売による消費者の安価傾向がく、値段が高い地
ビールは不利だった。
・消費者の理解度不足
様々なビールスタイルがあること、好みが分かれること、様々な味わい
方があることへの理解が進んでいなかった。
普通のビールと違う!→マズイ! という意見になってしまった。
IPAを作ってきたブルワリーさんがよく語る話。
・品質(味)が悪かった
確かにそういうところもあった
小売店の問題 管理の仕方がわかっていなかった。繊細なヴァイツェン
が常温の日光が当たるところに置かれていたりしたよう
な例も見られた
回転が悪い 地ビールが一般的でなくなかなか売れず劣化した商品が
あった。(これは海外ビールでも見られた)
元々、賞味期限が適正ではなかった可能性も?
■地ビール醸造所廃業、その他の要因
・流通させられなかった
異業種からの参入で、「美味しいビール」を作ってはいたものの、酒
屋・問屋への関係が無く、販売力が弱くて廃業した醸造所もある。
・商品展開の計画が的を射てなかった
地域の物産を使ったビールを開発したのはいいとして、銘柄がそれしか
なかったので飲食店としてもお土産としても魅力に乏しく、レストラン
ともども閉鎖したパターン。