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群馬県みなかみ町のブルワリーを訪ねて。1泊2日 1軒目【月夜野クラフトビール】

麦酒飲めるところへ行きたい!ビアバーへ行きたい!ブルワリーパブへ行きたい!それは人類の夢だと思います。嘘です。

今回は群馬県利根郡の水上町(みなかみまち)へビールを飲みに行くお話。水上町は群馬と新潟の境に近いだいぶ山の中の方。温泉郷として知る人ぞ知るところでもあるそうです。

1番目の目標は月夜野町の月夜野クラフトビールさん。
2番目が水上町のオクトワンブルーイングさん。
訪問は2021年の9月中旬頃でした。

■楽しい下道の旅路

太平洋側東北の民なので、国道4号線を下って下って、途中から日光の方へ。いろは坂で軽く渋滞しつつ走り抜け、中禅寺湖でちょっと休憩。紅葉の季節になると渋滞で動かなくなるエリアだから怖い怖い。
(昨年巻き込まれて1時間で1kmくらいしか車が動かなかった)

停車中の車内から日光の神橋付近。
紅葉するとめっちゃ混む。
中禅寺湖で御休憩。紅葉はまだだから比較的のんびりしています。
周辺の飲食店は高めで無料駐車場は無し無しなので、あ~観光地~って感じする。

そこから群馬へ抜けて北上すると県道沿いにでっかい煙突と「びーどろパーク」の看板が。あ、ここだ、ここだ!


■今回の目的 月夜野クラフトビール


車を停めて見て回るとでっかい煙突はガラス工場で、その横(手前)にグラスアート美術館「びーどろパーク」がある観光系施設。

母体がガラス会社で、観光施設部門→地ビール製造部門という流れが肌で(目で)感じられる。観光施設のビール部門は地ビール黎明期によく見られたパターンの1つだけど、生き残ってるところはそう多くないんだよなぁ。

と、ここで昼食を取ろうと考えていた月夜野クラフトビールの直営レストラン「ドブリーデン」さん。

営業してない!嘘んっ!?
年中無休で時間的にも問題ないはずだが……コロナのせいじゃろうか……と悩んでても仕方ないので、お土産コーナーでビールを購入。

そのまま、水上温泉郷へとひた走り、10分少々で「道の駅 みなかみ紀行館」へ到着。

なんかラピュタのロボットさんみたいなのがいるなぁと思いつつ、道の駅でおつまみを買って川辺で一杯やり始める。

■河原でビールと洒落こもう

ほな、いただきます。まず渇きを癒すのはピルスナーだよなぁ!

銘柄名は「夕日の月夜野ピルスナー」。夕方と月夜が出会う逢魔が時なんですかね。わかりませんけど、おシャンティなネーミングですわね。
口当たりからしっかり苦く麦が濃ゆい。ピルスナーの分類でいうと苦み的にジャーマンピルスナー寄りだとは思うけど、コクが強めで飲みごたえもあるあるなので、爽快軽快さがやや弱いかな。もちろん、スタイルで考えるとどんなだろうってだけの話なので、ビールそのものはめっちゃ美味い。1リットルくらいあっても全然平気。

続いては蛍の里の黒ビール。シュバルツ。これはー、さっぱりしてるタイプ。見た目の真っ黒さの割にロースト感は軽め苦みは強め。ちょっと醤油系の香りもする麦コーヒー。スイスイと入るクリアな味わいで良く言うと水のように入っていく。これも1リットルくらいあってもいいなぁ。

最後に控えし3本目が水と森のエール。スタイルはイングリッシュブラウンエール。これこれ、これが飲みたかった。イングリッシュブラウンエール特有のボヤッとしてとらえどころかがないけど、なんかこう麦芽の味がして軽く麦をあぶったカラメルっぽい美味さがあって、それでまたホップも爽やかに利いてる……。人の心に爪痕を立てるような鋭い美味しさじゃなく、何か飲みやすいよなあ、って感じでだらだらと旨い。

さて。写真見て気づいた人は気づいたと思うけど、月夜野クラフトビールさんはペットボトルと瓶の両方がある。今回はブラウンエールをペットで買ったんだけど……炭酸抜けてるかどうかはわからぬ。そもそもイングリッシュスタイルって炭酸弱めですしおすし。
 
今回飲んだ3本はどれもドリンカブルで飾らない美味しさ。ドブリーデンでご飯食べながら飲むと美味しいだろうなぁ。話によると飲み放題コースもあるらしいし……。ただまぁ場所が場所なので、車じゃないとそうそういけないしハンドルキーパーも必要だよなぁってことで。国内ではそれほどメジャーではないブルワリーさんだが、美味さは保証できるので飲んだことない人には飲んで欲しい醸造所さんの1つですわ。

 てな感じでだいぶ飲んだのですが、ここから3時間ほど車で仮眠。
 まだまだ飲むぜ、次はオクトワンブルーイングだ!