【麦酒処ぬとり】情緒あふれる町の麦酒屋さん【ブルーパブ】
今回はぬとりブルーイングさんのブルーパブ「麦酒処ぬとり」の訪問記。
実は今年(2023年)前期に訪問したブルーパブの中で最も気に入ったお店。
個人的一推し、神推しのブルーパブだ。
感想にも力が入るぜ(そして前文が長くなるのぜ)
それじゃ、よーいスタート。
川口駅からお店まで歩く
訪問は2023年6月。7月からの酷暑を予感させるようにこの日も暑かった。
何気に川口エリアは初訪問。
ブルワリー訪問がなければ、訪れる機会は無かっただろう。
駅の西口前には広い公園があって、そこから幅広の直線道路&広い歩道が続く。がっつりと再開発された都市景観。
大都会に来たみたいだぜ、テンション上がるなぁ~。
町並みを見つつぶらぶら歩くと再開発地区を抜けた先でお店発見伝。
駅から歩いて10分ちょっとかな?
今回は友人たちと待ち合わせての飲みだが俺が1番乗り。
あと2名は後から来るけど待ってられん。練習するぞ!
メニューはこちら。キミならどれを選ぶ?
1杯目 ぬとぺ 定番のペールエール!
ブタちゃんのロゴかわいいよ、ブタちゃん。
一口目で驚く美味さ。
香り・甘さ・苦さのバランスが良く「おいしさ」が感じやすい、分かりやすい。
柑橘系中心のホップもアメリカンペールエールとして強すぎず弱すぎずの良い具合の、程良く飽きないペールエールだ。
クラフトビールブームでは全体的にIPAがフラグシップとして扱われがちだが、ぬとぺのような飽きがこなくてドリンカブルなレギュラー銘柄も好きだ。
パイントでもう1杯飲みたいが、他の銘柄も飲みたいので保留。
2杯目 ぬとラヴァ
ベルジャンダブルでスパイス系コーラ味。
生姜と胡椒が強くさらにスパイス感あふれて、確かにコーラっぽい………
いやアレだ、コーラというよりドクペっぽい。
ベルジャンダブル系というのもわかるスパイシーさ。
風味のクセが強いのでグラスサイズがちょうど良かった。
3杯目 超ぬとぺ
ぬとぺと比べると全体がドッシリして、ホップのトロピカルさが強くなった印象。「ぬとぺ」から単に増量したIPAではないが、ぬとペと違うベクトルでまた美味しい。
「俺たちの町の居酒屋」なブルーパブ
さて。ここまでがビールの感想として。
個人的神推しの理由については、まずは写真見てもらうとわかりやすい。
立ち並ぶ焼酎からにじみ出る居酒屋感。
装飾する提灯、手作り風バッグ、そして鹿の頭の骨もそれっぽい雰囲気。
うわー!ビールケースをひっくり返した座席!
好き、我こういうのも好き!
そしてカランと格闘する大将。
もうこれ、ジャパニーズ居酒屋ですやんか。
それとだね。装飾からも感じたんだが、何というか小ネタで笑わそうというか、少し面白くしようとか、そんな控えめな関西人的アトモスフィアをちょいちょい感じるんだよなぁ。こういうのに弱い。
なんだよ……カッパを探していますって………。
店の雰囲気も温かくて良い。
お店の人はにこやかで親しげに話しかけてくるが、馴れ馴れしいわけではないので緩急があって居心地がいい。
先ほどの写真の大将はオーナー兼ブルワーさん(のはず)。
この日はスイングカランを導入したサッポロ黒ラベルの提供試験中だそうで、「ぜんぜん上手くいかない!泡が上手くいかない!」とボヤいていたが、一転してニコニコしつつ「だから今日の黒ラベルはお試しサービス価格!200円!」とエビス様のような笑顔でオススメされる。
グラスが空いた時の「次の一杯どうします?」の一声が嬉しい。
作ったビールについて、こぼれ話をしてくれるのもまた嬉しい。
我々のような初見の客には常連のように。
常連さんには初見さんのように。
親しみと距離感が程よいので、とても居心地の良い空間になっていた。
ビールが美味い、面白いというのは大前提としても、
「酔いと肝臓とお金が許すなら、無限に店内に居続けたい、飲み続けたい」
そう思ったね……いやほんと。
それともう1つ。
居酒屋やBARは「街の顔」という一面をっている──というのを考えると、「日本の昭和的住宅街」にあって「俺たちの町の居酒屋」のような雰囲気のぬとりはとても面白いと感じた。
長々と書いたが、良い感じのジャパニーズ居酒屋っぽくて面白くて居心地もよかったので満点でした!!って話。
カッパを探している理由を聞きに、また飲みにいくぞ。
■情報
アクセス:JR高崎線川口駅西口徒歩10分
会計:カウンターチェック