タランチュラを食べてみよう
特に説明の必要があるとも思えないが、今回のお題はタランチュラである。
東南アジアやオーストラリア、南米あたりではわりと食べるらしい。
基本的に揚げて食べるようだが、こんな風に缶にされてる所を見ると、その他の地域ではイカモノ食いなんだろうな。
さすがに現地まで行って食うわけにも…と思い、amazonで売っているのを見つけホシイモノリストに放り込んでいたところ、友人からプレゼントしていただいた。ありがとうカムイさん!
缶の情報によると、既に熱して下味までついているので、開けてそのまま食べられるそうな。
有り難いやら少し残念な気持ちもあるやら。
原料:タランチュラ、塩
原産地:タイ
前置きはこのあたりにして、開封&実食。
缶をパカリと開けるとビニール袋に包まれたタランチュラ様が登場。
ビニール袋を破ると…
見事な姿。……いやそれより……ちょっとクサイ。
それほど強くはないが、軽く獣臭っぽい香りがたちのぼる。
というかあれだ。昆虫の標本の香りにも似ている。
俺が小学校の時に作ったカブトムシの標本か、
うっかり口に飛び込んできてカジってしまったトンボのような香り。
ただまぁ、「臭いものは美味いもの」という言葉もあるし!
美味しくいただいてみようではないの!
足を一本もいで口に含むと
表面の毛は少しモサッとする部分もあるが気にならない。
むしろ艶めかしい舌触り。
外骨格の部分はパリパリしっとりとした食感。
味は……スルメ。
噛むほどにウマ味と香りが染みだしてくる。
そう悪くはないのだが、臭みが旨みに変化しないのがチョットな……。
たいていの世の臭くて美味いものは、口に含むと悪臭が旨みに変わる。
クサヤとかドリアンとかほんと美味しいから。
が、このタランチュラくんは、いつまでたってもスルメとトンボの味がする。
蒸留酒には合う味なので、テキーラやラムのツマミには中々。
現地で作りたてを食べたら美味しいだろうなとも思えた。
現地を訪れることがあれば改めて食べてみたいとも思えた。
ただし、日本でこれを食べる必要性はぜんぜんないな!
高いしな!
現地だと20円とからしいけど!
オススメ度:低