復刻特製ヱビスを飲んでみた
どうも。
ビールのお時間です。
今回はサッポロビールの復刻特製ヱビス。
なんでも1972年当時の熱処理製法を再現したタイプとのこと。
缶のデザインもそれにちなんだとかなんだとか。
では、さっそくのプシュッとやってグビーッといくと、喉越しのザラッとした味。熱処理ビールならではの苦み。
最近の大手のビールはクリア重視、雑味を無くす指向が強くなってるけど、熱処理ビールの荒々しい味わいも捨てがたい。焼肉やバーベキューにはこういう方がベストな気もするんだよなぁ。
ビールのメインである麦芽の風味やホップの風味もしっかりありつつ、意外にも飲みやすさが強め。現在のエビスの方が、まろかやかで重厚な厚みが前面に出ている感じを受ける。
熱処理ビールとして言えば、赤星ラガーやキリンのクラシックラガーなどに完成度で負ける気はする。麦芽の美味さや高級ホップの味わいは熱処理の雑味と喧嘩している雰囲気があります。プレミアムなピルスナーというエビスビールの立ち位置からすれば、熱処理タイプは赤星に任せる方が適材適所かもな。
ただ、この復刻エビスには収まりきれてないパッションのようなものがあって個人的には好みです。つまりロマンシングなSaga1のような魅力。
誰にでもオススメはしないけど、私は再販されたら買うと思う。