COEDO・伽羅
COEDOビールです。小江戸ビールです。日本クラフトビール界の古豪くらいの立ち位置だと思いますけど、イオンとかにも置かれてるので、ニッチや限定品に注目が集まりがちな最近のクラフトビールブームの中ではあまり「噂」に上がらブルワーな気はしてます。それはCOEDOだけじゃないけどね。
なお、ホップジャンキーどもに毬花はやたら評価高い。俺も好き。
というわけでド定番商品の伽羅。渋い茶色にモノグラムなマークはおなじみ…。あれ？いつの間にか、INDIA PALE LAGERの表記が。
たしか、昔のCOEDOさんは缶にビアスタイルを表記してませなんだよな。…というのも、みんなスタイルなんて知らないので、スタイル表記が無駄情報…商品デザイン的にはむしろ邪魔になってしまうから…と聞いていたので、これはつまりクラフトビールの認知が進んだというささやかな証拠か。
グラスに注ぐと少し銅色がかった濃いゴールド。
立ち上るのは柑橘のアロマとヤニ系の香り。
そして口に含むとゴツンとしたコクと苦み。
それがスーッと喉を通り越していく、フルーティーさにラガー特有の飲みやすさ。いやぁ、美味しい。
特に伽羅はIPLらしくゴツンとした部分と飲みやすさのバランスが良い。
必ずしもグイグイといくわけじゃなく、ゴクゴクと飲んだあとにフーッとため息を吐いて。それでしばし余韻に浸り、収まってからまた口にする。
少し温まってくるとモルトも強くなってきて、また少し飲み心地が変わってくる。モルトには風味の層が隠されていて、何気に複雑な味をしてる。
ゴツンとしたホップは変わらずにまた美味い。
全てのシーンで美味いビールではないけど、味が安定してるし思い出しやすいので飲むシーンから逆算できるのが良い。私の中ではそんな立ち位置のビール。
COEDO・伽羅
スタイル：IPL
都道府県：埼玉県川越市
醸造所：株式会社協同商事
コエドブルワリー
原料：麦芽、ホップ
アルコール度数：5.5%