定食屋で朝から飲めるぞ!新月ビア【青柳・牛込ビール館】
7早朝からクラフトビールが飲める!
東京の中でも燦然と輝くそのお店は「牛込ビール館」。
老舗の定食屋『青柳』とお店を共有しており、隣には新月ビア醸造所があるブルーパブでもある。
開店時間は驚きの6時。
全国のビアバー/ブルーパブの中でも最も早朝から飲める店だと思われる。
うちの方が早朝だぞ!というブルーパブがあったら是非教えて欲しい。
飲みに行くから。
店内に入ると優しそうなお爺ちゃんとお婆ちゃんが接客中。
私はビールオンリーでフードを食べないストロングスタイルが基本だが、ここでは朝ご飯を頼む。郷に入りては郷に従え。ローマンズドゥー。
地ビール時代からクラフトビール黎明期の頃、「近くのコンビニやスーパーでクラフトビールやベルビー買えるようにならないかなぁ」「定食屋でクラフトビール出てくる時代来ないかなぁ」と思っていた、その夢のシチュエーションがここにある。
感慨もひとしおである。まぁ私がビール業界に対して貢献してそうなったわけではなく、後方彼氏面で感慨にふけってるだけだが。
■ビールメニュー
タップは6つ。朝営業では定食を頼む人ばかりだから食卓にビールメニューは無かったのだが、ビール飲みたいとお願いするとスルッと出してくれた。
1杯目 アメリカンアンバー
フラッグシップがアメリカンアンバーというのは珍しい。
フラッグシップという意味でもアメリカンアンバーという意味でも興味深い。1杯目はこれでしょ。
1口目は風味がバラついていたが、2口目からまとまりが出て輪郭がはっきりしてきた。中々に強い苦み、オレンジビターな柑橘風味、ミドルボディでカラメル麦芽の味わいもしっかり。かなりパンチが利いていてレッドIPAと言われても納得しそうだ。わずかに残糖系の甘さもあり美味しさのアクセントになっている。
ただまぁ、朝の一発目とアジの干物を当てに飲む銘柄では無かったかもしれない(笑)
2杯目 ベルジャンダーク
この日、最も輝きを感じたのがベルジャンダーク。
胡椒っぽいスパイシーさ、チョコレートのローストとデーツの甘味。ダークフルーツはプラムとイチゴとリンゴ風味。温度が上がるにしたがって徐々に甘みも強くなってくる。雑味が少なく適度にフルーティーで適度に飲みやすい(適度に飲みにくい)。
スッキリしたアメリカ風ベルジャンとベルギー風のミックスと言った所。
レギュラーで頼めばよかった!
3杯目 インペリアルスタウト
本日のラストはさらに濃いスタイルで。
ファーストアタックはウイスキー入りのアイスコーヒー。
どんどん強くなってくるローストモルトの味わいは、苦く渋く黒くてカカオ率の高いチョコのようであり、その手のチョコの粉っぽさを想起させる。
2口目からのダークフルーツとアルコールの組み合わせは、たまり醤油のような熟成した香味を立ち上らせる。
インペリアルスタウトとしては甘さはかなり抑え目。といってもグラスにつけた唇に粘りも感じたので糖が無いわけでもないのだろう。
これも面白いビール。どちらかといえばスモールでのんびり飲みたい。
■まとめ
今回はこの後の用事もあるので3杯で終了したが、味にも雰囲気にも満足。
特別美味しかったのがベルジャンで、個性的で特徴を感じたのはアメリカンアンバーだった。
ブルワリーさんのイメージをまとめる意味でも、IPAとダブルのIPAも試してみたい。
また朝早くに行って、定食を食べてビールを飲もうと思う。
次はカレー頼むかな?
情報:
会計:レジカウンターチェック