ソーンブリッジ・グリーンマウンテン
ジューシーさと軽さが(なかなかに)両立してるヘイジーセッションIPA。
店頭で銘柄買いならぬ、スタイルで買ったのが今回。
ラベルの下の方に書かれたヘイジーバーモントセッションIPA。度数4.3%。
バーモントはリンゴとココナッツじゃなくて、アメリカの東の州(のはず)
つまりNEIPAのセッションスタイル(のはず)
セッションスタイルのNEIPAの登場…この日が来るであろうことは、ある程度予想はしてました。
ビール界の流行って、流行に対する反動が起きることが多い。
またスタイルが流行ってどんどん先鋭化されると、それをマイルドにしようとする反応が起きることも多いわけで。
NEIPAは美味い反面、濃くて旨すぎてる面もありますからね。
それに対する反応として、既にブリュットIPAやヘイジーIPAに派生していますし。セッションエールやアメリカンラガーへの回帰的な感じで、軽いNEIPAが出るであろうことは予想していたんだってヴァ…。いやほんとに。
ただセッションIPAのボディの軽さと、NEIPAのこくまろミルキーさは両立し得るのか?どういうバランスで来るかを楽しみにしていた。
答え合わせ。
ジューシーさと軽さが(なかなかに)両立してる。良かった、美味いぞ!
セッションIPAらしいボディの軽さ&キレ。
NEIPAらしいトロピカルなホップと、ジューシーな味わいが両立。
風味の強さ弱さで言えば、両方ともそこそこってところで、その2つのバランスを取った味ではある。
ボディのジューシーさと円やかさの「ある程度」
セッションIPAらしい軽さも「ある程度」
両方がある程度…70点ずつくらいの感じ。
そのバランスのとり方が上手いから70%+70%で、120%くらいの味になってる。偉い。美味い。もう一缶飲みたい。
美味しさの総量が多いビッグビールではないから、常にマストアイテムであり続けるわけじゃないけど、シチュエーションで考えればスーパーサブとして挟まる想像が捗る。
普通のセッションIPAは、ホップだけが強すぎて苦手と思ってる俺みたいな人間にも良い。
さてそれで。飲み終わってから気づいたがソーンブリッジ醸造所のビールだった。どうも今まで私好みのバランスがあんまりなかった醸造所だが、グリーンマウンテンは刺さりました。オキニイリ登録。