ダガラード・レインシャイン
しゃい☆
「ホッピーブロンドエールwithグレープフルーツピール」です。
だけど全体像はそうではない。
「グレープフルーツピールを使ったホッピーなブロンドエール」から想像する味わいと、実際の味わいがかなり違ってたのが面白い。そして美味い。
そんなビール。
まずは謳い文句のその1。
グレープフルーツのピール(皮)。
オレンジピールを使うビールではヒューガルデンホワイトに代表されるベルジャンホワイトが有名ですわね。オレンジの皮の風味が甘く爽やかなヤツす。
さてそれでのレインシャインのグレフルピールはどんなかなといえば、かなりのグレープフルーツ風味。強い、濃い。
ファーストアタックがかなりフレッシュに感じられたので「もしかして果汁を使ってらっしゃる?」と錯覚するくらい。まぁ中味後味に甘味とジューシーさが無いので「やっぱ果汁ではないな」と思いなおしました。手のひらクルクル。
グレフル風味はピールだけでなく、ビール本体とホップの柑橘と苦みにも由来してますなこれ。
第2の「ホッピー」。
その1にも書いた通りグレフル感&柑橘強め。このフレーバーはホップ由来の割合も大きいですわね。
ホップの種類はシトラホップの模様。
ホップの苦みが中くらいで、グレフル感が増してるわけですな。
ちな酸味も強いためレモンっぽさもありますあります。
第3の「ブロンドエール」。
ブロンドエールはベルギーのスタイル。
ブロンドエール(ベルギービール)ならではの胡椒系スパイシーさはそこそこ。さらにエステル系風味がちょいちょいと感じられます。
少しハーブっぽさもあるか。適度に複雑で良いぞ。
てなわけで1から順に要素を見ていくと、確かに「グレープフルーツピールを使ったホッピーなブロンドエール」ですけど、全体の印象でみると全然違う。
小麦系ビール特有の爽やかさと少し強めの酸味。
ちょっとスパイシーさのあるアロマと、後味の苦み。
ブロンドエールとちょっとサワーなヴァイツェンを足して2で割ったような味わい。
他の銘柄に例えるとシェッファーホッファーのグレープフルーツから、甘みと果汁感をカットして、少し苦みを増したような印象。
(そのものズバリに似てるということではなく、連想させられるって意味での印象)
ボディが軽めで、軽く酸味、そこそこフルーティーなところに、胡椒とエステルがヴァイツェンになんとなく似てる。
バランスが面白く、個人的にすげー好みなので毎年飲みたい銘柄であります。春夏秋向けかなー。