ソーンブリッジ・ジャイパーIPA
IPAにはイングリッシュスタイルとアメリカンスタイルがあって、まぁアメリカンIPAはメジャーで良い銘柄がごろごろある。
じゃあイングリッシュIPAの名品は…と探すとき。国産だといわて蔵のIPAが良い。海外輸入だとフラーズのIPAとかがわかりやすい。バスペールエールもIPAじゃね?みたいなこと言いだすと難しいが。
ブリュードッグはスコットランドだけどPUNKIPAはアメリカン。
今回のソーンブリッジ醸造所もイギリスだけど、イングリッシュをベースにアメリカ系に寄せたというか流行的なものを入れたというか、すっきり洗練させてメリハリをつけたというかなんというか(煮え切れない言い方)
グラスに注いだ時の香りは、中~ちょっと弱め?ブワッと香るタイプとジワッと立つタイプで言えば後者。ビターでコアントローのような甘くて丸みのあるオレンジとちょっとトロピカルな香り。あとは何か…エルダーフラワーとかスミレみたいな花の香りもちょいちょい。さっきも書いたように香りは中~弱めだから、全体としてはスッキリで爽やか。その中に何か麦わらめいた風味や芝生のようなフレーバーも感じたり感じなかったりする。
苦みはクリアでも苦すぎずにマイルド。モルトの主張もそこまで強くないから全体的にマイルドさとドリンカブル。今風に言うとIPLめいたアトモスフィアを感じる。
イギリス系ビールってモタッとしてるよなぁと思ってる、人に良さそう。