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イナゴの佃煮を食べてみよう
「食べそうで食べないものを食べてみよう」シリーズ
今回はリクエストがあったのでイナゴ。
これも今でこそ食べなくなりましたが、ぜんぜん普通ですね。
「戦時中、前線の兵隊さんに送るために子供たちで採ったもんだ」というお年寄りの話も聞いたことがあります。
そんなイナゴの定番料理、佃煮をいただきます。
四の五の言ってないで、ほかほかご飯の上に乗せて…
もぐもぐ、ムシャムシャ、ポリポリ。
!?
美味い!!
佃煮の味についてはどうでもいいとして、食感が良い。
佃煮ってやつは、全体がネチャネチャグンニョリしてしまいがちですが、イナゴはネバネバの中にしっかりとしたポリポリ感が残ってる。
煮込まれて湿っているにもかかわらずパリパリ感をもっている!
エビの殻ほどには固すぎず、しんなりさと殻の固さを両立してる。
素晴らしいな外骨格! ビバ!節足動物!
おお、おおー?これ、あれよ?
食感でいえば小魚の佃煮より美味しいぞ?
小魚が魚の出汁も加わる佃煮なら、こちらは食感の佃煮。
個人的には、イナゴの方が100倍好きだぞ。
そそのようなわけで想定より遥かに美味しかったイナゴの佃煮。
ゲテモノではなく、日常的に食べたいと思わされた一品でした。
…ブスッ。
痛ッ……!?
……あ~~足が歯ぐきに刺さったのか。
細かいことをいうなら、足と羽を取った方が美味しいかと思いました。
(実際に丁寧に作るなら、その2つは取るらしい)
ただ足は足でポリポリ感がとても高く美味いです。
実際、お年寄りの中には「俺は足だけでいい」って人がいることを付け加えておきます。
オススメ度:A (普通に美味い。買うには少し高め)