パラレル49・オークボーイ
ブラウンエールに焼いたオークの木片を漬け込んだビール。
スタイルとしては「木片/木樽熟成ビール、ブラウンエール」ですか。
ベースになっているブラウンエールもパラレル49醸造所の準レギュラーだそうです。ベースのビール飲んだことないんだけど、まぁそれはそれとして。
風味がかなり複雑で単に木の風味を加えたビールではないところが憎いビールでしてよ。
ではでは順を追って感想書いていきましょう。
まず初めに。
「焼いたオーク樽」で熟成するお酒とくれば、連想するのはバーボン。
グラスに注いでみると、やはりバーボンウイスキーのようなアロマ。
さらにバタークッキーやスモークと深煎りコーヒーの香りもあって、香りの時点でかなりの複雑さ。
口に含むとやはり複雑な味わい。強く香りたつ燻製臭とタンニン系の渋さがあって、樹脂と木の味もしっかり。
ブラウンエールがベースの割に深入りコーヒーっぽさを感じるのはスモークが強いからかな?
面白いことにそれらの風味が混じり合って、どことなくタバコっぽい。
私は喫煙者ではないんですけどね。
それどころか、生まれてこの方、タバコを1本も吸ったことありません。
ただ、それはそれとしてタバコの香り自体は嫌いでは無いし、実は時々ふわっと良い香りだなと感じることもあったりする。
そういう感覚での、けっこう好みのタバコ臭……みたいなニュアンスです。
全体としてスモークとウッディさが核になって、風味が複雑に絡みあい飲んでいて涎が湧きだす「美味さ」があるビールでした。
アルコール度数が低いところも、この風味を味わいやすくしてるポイントになってると思われます。
いつ飲んでも美味しいビールではないけど、個性の強いビールですね。
シチュエーションを選んでまた飲みたい所さん。
■追記
パラレル49は北緯49度線のこと(らしい)
醸造所が北緯49度線にあるらしい。
あと、すっごいどうでもいい話だけど、ラベルの人の顔になんかデジャビュありますあります。