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ロコビア・イタリアンピルスナー
イタリアン・ピルスナーってなんなんです?
また新しいビールスタイル爆誕してたんです?
それほんとに10年後でも生き残ってるスタイルなんです?
などと疑問符だらけではあるが、ラベルはトリコロールでイタリアン。
よくわからないものだが、よくわからないままとりあえず飲んでみよう。
迷わず飲めよ!飲めばわかるさ!ありがとう!
■味わい
開栓しグラスに注ぐと立ち上るホップのアロマ。
ジャーマンピルスナーのハーブ&フラワーに加えて、ちょっとしたトロピカル香も感じる。イタリアンピルスナーは香りが強化されてるタイプなのだろうか。
口に運ぶとジャーマンピルスナーより円やかで落ち着いた味わい。先ほど立ち上っていた香りもそのままなので、フルーティーさも感じる。
これは間違いなくピルスナー!無濾過!…美味い!というのはわかる。
ボヘミアンピルスナーでもなくジャーマンピルスナーともちょっと違うこともわかる。じゃあイタリアンが何かと言うのはちょっとピンとこない。
ここでギブアップして、ロコビアさんのHPを拝見。
ドライホッピングしたジャーマン・ピルスナーが「イタリアン・ピルスナー」と呼ばれるビールです。これまでにも存在していたドライホップしたピルスナーとの相違点は
・伝統的なノーブルホップを使用する
・積極的な濾過は行わない
・醗酵温度は高め
など外見的な違いも然る事ながら、イタリアン・ピルスナーを「イタリアン」と言わしめる理由はその哲学。ドライホップと言うとどうしてもアメリカ的な思考「多いほど豊か(more is more)」に偏りがちなところを「少ないほど豊か(less is more)」というイタリア的な思考で造ったところに最大の違いがあります。
ロコビア版イタリアン・ピルスナーは伝統的なヨーロッパ産ホップ(ノーザンブルワー、ザーツ、ミッテルフリュー)を使用。発酵は通常のラガーよりも2度ほど高い温度で発酵させることにより、ラガーの特徴を出しつつもエステルによるフルーティーな香りを加味しました。
無濾過のため苦味や香り落ちがほとんど無く、フレッシュな仕上がりをお楽しみ頂けます。
なるほど?
確かに謳い文句通りの味。謳い文句と実際のビールが合致しない醸造所も有る中、ロコビアさんの説明文は常に具体的で真摯である。
だがしかし、これがイタリアン・ピルスナーの味わいだ!
というのは正直まだ腑に落ちてない。今後も色々と飲んでみないと。
とりあえず来年もイタリアンピルスナー作ってください。
ロコビア・イタリアンピルスナー
スタイル:イタリアンピルスナー
都道府県:千葉県佐倉市
醸造所:合同会社ロコビア
原料:麦芽、ホップ、食塩
アルコール度数:5%