ベルチングビーバー・ピーナツバターミルクスタウト・ナイトロ
看板に偽りなし!
クソ長い名前の銘柄ですが、その名の通りの味がします。
すなはち、ピーナツバタークッキーキャラメルを舐めながら、アルコール垂らしたアイスコーヒーを飲んだような味。
順を追って解説。
■ベルチングビーバーはアメリカカリフォルニアの醸造所。ラベルはどれもビーバー君がコロンビアのポーズでキメキメしてます。可愛い。
■ミルクスタウトは乳糖(ラクトース)を使ったミルクスタウト。
乳糖は2つの糖分子が合体している多糖で、発酵の際に分解されません。
つまりビールの状態になっても甘さが残る。
……といっても、乳糖は甘味度が低い。ブドウ糖が0.6なら乳糖は0.15~0.4くらいだそうな。ちなみにステビアが甘味度100~150、アスパルテームが100~200、アセスルファムKが200だそうです。wikipedia先生曰く。
■ナイトロ。Nitro。ニトロじゃないよ。
これは窒素のことで、炭酸(二酸化炭素)じゃなくて窒素が入ってる。だから液も泡も滑らかでクリーミーになります。わかりやすい所で言うとギネスドラフト。なおこのビールに関しては通常が炭酸版があって、このナイトロが限定版になる模様。
■ピーナッツバター
原料にある通りピーナッツが入ってる。
はい、そういうのを全部足すと、冒頭に書いたようにしっかりと銘柄名そのままの味になると。
ミルクスタウトだから、ほんのりよりちょっと甘いくらいのスタウト。
ロースト風味は優し目。コーヒーリキュールが少し入ったコーヒーのような円やかな味わい。ナイトロで、クリーミー。そして全体を支配するピーナツバターの香り。銘柄名通りというか、謳い文句通りに仕上げてきてるのはありがたい…そんなピーナツバターなスタウト。
追記すると、アルコールで少し温かいような味わいがあるかな。それと風味が強いのでゴクゴクいく感じではなく、コーヒーか別のスタウトをチェイサーにしながら少しずつ飲みたい感じ。