BEST OF THE YEAR 2020 - PRODUCTION BIKE YAMAHA YZ125X - さらに小坂竜也の愛機も紹介 - No.233より
これは2020年だけの功績を評価したものではない。あらゆる意味で幅広い層の日本のライダーに、オフロードライディングの楽しみを提供し続ける「本物の性能」を持つバイクだ。
ただ低価格で、入手しやすいだけではベストオブイヤーに推すことなどできるものではない。なおかつ、ビギナーにも扱いやすく、それでいてトップレベルのライダーが本格的な競技に出場して満足できるポテンシャルを併せ持つ。モトクロスバイクとは違う、クロスカントリー、オフロードレーシングのための装備を過不足なく備えている。
2006年から基本設計を変えずに熟成を重ねてきたYZ125がYZ125Xのプラットフォーム。YZ125は2014、2015年のENDURO GP Youth125クラスで世界タイトルも獲得した
Text : Hisashi Haruki
ベースとなっているYZ125は、2006年モデルでその原型が出来上がっており、それから基本的な仕様を変更する必要なく熟成を重ねてきた。その確かな信頼性。そしてリアを18インチホイールに換え、日本のエンデューロコース、日本の一般的なライダーに合わせてエンジン特性をマイルドに調整、サスペンションもソフトにセッティングしたYZ125Xは2017年モデルからラインナップされた。
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