Brasil 100 years - エンデューロ日記 No.55
ブラジル日系移民の歴史は、1908年(明治41年)、笠戸丸に乗り込んで海を渡った800名の移住者によって始まったと言われている。今年、2024年ははそれから数えて116年を数えることになる。笠戸丸以来、遠い異国の地に渡った人々が経験した苦労は、想像することも難しいものだろう。文字通り石にかじりつくような努力の末に、広義での市民権を勝ちとってきた。ブラジルの日系人は、二世、三世、また四世の時代になっていくが、その人口はブラジル全土の約1%、しかしながら大学への進学率は10%以上になるなど、この向学心、向上意欲とともに、その生活基盤が今やまさに堅固なものであることをうかがわせる。日系人世帯には、貧困層、その逆に極端な富裕層も少ないのというのも特徴なのだそうだ。つまり中流が多く堅実。以上、すべて受け売りである。このところ「移民」にまつわるニュースを目にすることが多く、そこからISDEブラジル2003大会のことを思い出し、弊誌のバックナンバー記事をもとに、改めてここに掲載してみる次第。
2003年 ISDEブラジル大会
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