オーストラリア初のダカール勝者にしてISDE勝者。超人トビー・プライスのインタビュー

オーストラリア人初のダカール勝者。トビー・プライス、その最大の罪はラリーの速度を大幅に引き上げてしまったことだ。フルスロットルの高速走行を愛する彼は、しばしば4輪のステアリングを握って活躍しファンをやきもきさせているが…?

トビー・プライス

1987年オーストラリア、ニューサウスウェールズの産れ。現在はクイーンズランドのゴールドコースト在住。AORC(オーストラリアオフロードレーシングチャンピオンシップ)や、A4DE(オーストラリア4日間エンデューロ)、フィンケデザートレースなど、国内著名イベントのほぼすべてでチャンピオンに輝く。2014年のFIMインターナショナルシックスデイズエンデューロにも豪州代表チームで出場して優勝。2015年にダカールデビューしていきなり3位入賞。ファクトリーマシンを与えられて参戦したダカール2016は総合優勝。ダカールでは2019年も優勝、2020年はタイヤトラブルなどもあって総合3位という結果。2018年のFIMクロスカントリー世界選手権でもシリーズタイトルを獲得している。