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ノースアイランドラリー「ガミラス星とイスカンダル星」
2020年7月23~26日に北海道で開催予定の第3回ノースアイランドラリー。そのプロモーション動画です。おそらく、今回のラリーで実際に走るルートも多く含まれています。
撮影、編集してくれたのは、今回、本人もエントリーしているという、プロラリー選手の三橋淳さんです。
ぼくは北海道出身です。両親も北海道で、祖父が石川県から入植してきた家です。父の生家は現在は北見市の一部となった旧留辺蘂町の山中。農業をしながら林業の仕事に出たりなんでもやって大家族を養った祖父、祖母であったと思います。はしけ同然の船で津軽海峡を渡ってきたといいます。北海道の厳しい自然に耐え実直に生きたその人たちに育てられたことを誇りに思っています。
祖父、祖母に愛されたことに感謝しているのと同じように、ここに生まれ育ったことにも感謝しています。
だから、こんなふうに、北海道を美しく見せられると、感動して言葉を失ってしまいます。
北海道ってこんなにいいところだったか、と、改めて思うようになったのは、第1回、第2回のノースアイランドラリーを、ロシアのサハリンで開催させていただいた時でした。
サハリンは文句なく素晴らしい大自然の島です。北海道とほぼ同じ面積で南北に約1000キロ。
その自然相は、北海道と明らかな連続性を持っており、そしてどちらも、アムール川に発する流氷の恵みを受け、司馬遼太郎の言う、北のまほろばとして古代から栄えてきました。
東海岸に汽水湖が多いというのも、まるでそっくりです。
二つの島は、歴史、自然も、本当に兄弟そのものなんです。
ビジュアル的言うと、ガミラス星とイスカンダル星みたいな感じです。どちらにデスラー総統がいるかわかりませんが…。いや、物理的な相似性のことです。
ただ、国境は、文化、文明を隔てます。
ロシアの極東で、モスクワから遠く離れたサハリンは、時計が止まったように、100年前の北海道の姿をとどめます。それは自然の、野生の保存も意味していますから、オフロードライダーには魅力なんですね。
そう思っていたのですが、ちょっとだけ違った視点で見ると、北海道もいいんです。
その良さは、この映像がある程度説明してくれています。
サハリンの仲間は、いくつかのシーンで「これはサハリンじゃないか?」と思うかもしれません。とにかく似ているんです。白い道、緑に覆われた砂丘、そしてオホーツクの青。
あとは実際に走ることでわかるでしょう。
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