ファクトリーバイク - tm300 EN Fi 「妥協なき競走魂の結晶」 No.236より
小メーカーならではのハンドメイド100% トップレベルの競技で勝利するためだけに作られるマシンが若き才能に出会う時、何が起こるのか?
ボアノとの新体制
tmレーシングは2021シーズンに大きな体制変更を行い、オフロードレーシングのマネージメントを同じイタリアのBoanoレーシングに委任、イタリア選手権、そして世界選手権であるENDURO GPの活動を、この経験豊富なチームと強力なタッグを組んで継続することになった。自らもエンデューロ世界選手権で活躍したヤルノ・ボアノが率いるチームは、若手の育成に長け、最近ではスティーブ・ホルコム、ブラッド・フリーマンを世界一の座に押し上げた「名伯楽」としても知られる。長くBetaのサテライトチームを運営してきたBoanoレーシングの次のステップがtmレーシングというわけだが、メインライダーの一人として起用されたのが、オーストラリアの23歳、ウィル・ルプレクトというのは、さすがBoanoレーシングといったところだろうか。
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