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良い道具


 写真に写っているテントは、日本の「小川テント」製。旧い製品で、今は入手できないだろう。2本のポールをX型に組み合わせ、それに本体を吊り下げるようにして組み立てていくタイプで、その上にフライシートという雨除けをかける。フライシートによって小さいけれど前室が出来る。前室はいわば、土間の役割を果たすので、そこにダッフルバッグや、ブーツなどを置いておくことができる。あるいは雨の日には、そこでストーブを使い食事を用意することも可能だ。このテントに感心するのは、シンプルであり、しかも設営、撤収が実に容易であるということだ。暗闇の中で、ヘッドランプひとつで難なく作業ができる。しかも充分に広く、前室まであるために有効に使えるスペースが大きい。

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