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「クラッシック音楽とエンデューロ」- 佐藤敏光

 ある年の日高ツーデイズ で、感じたことがあった。「オフロードのルートから一般道路に出るときには、タイヤについた泥などをアスファルトに落とさないように、少しだけ路肩寄りを走ってくださると、とてもありがたいです」。こんな意味合いの文章が、大会要綱の隅っこに書いてあった。走る選手にとってはほんの数秒の行動です。

 参加していた、どれだけの選手が、この文章に気がついていたのかは分かりませんが、公道を使用する大会ゆえに、とても重要なことのひとつだと、改めて感じたのでした。数年前の日高ツーデイズのときでしたが、大会が終わってから、俺も、ほうきを持って道路清掃に行ったことがあります。けっこうな砂利や泥が走行ラインに沿って散らばっているので、再び路肩に寄せていきます。さらに、後には散水車による清掃という作業も入ります。道路工事をしている所でも、トラックの出入り口では、作業員の方々がほうきをもって、泥を寄せている光景を目にすると思います。

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