編集後記 ― No.241より
モーツァルトはタマゴ(鶏卵)料理好きだったことでも知られている。1日に最低でも4コは食べていたとか。すでに売れっ子の作曲家だった彼は、しかし浪費家でもあったそうで、そのため貧乏暮らしが続いた。タマゴは比較的安く、食べ応えがあり、しかも実際に栄養価も高く、貧乏暮らしの若者には向いた食品だった。しかし35歳という若さで死んでしまったのも、タマゴの食べ過ぎが原因だったという説がある。本当かどうか。タマゴは高コレステロールな食品であるとも言われる。そしてぼくは、タマゴを食べるたびにモーツァルトのことを思い出す。自分もタマゴの食べ過ぎが原因で死ぬのだろうか。
毎日欠かさず、朝食に一個のタマゴを食べる。食べ方は99%の割合で目玉焼き。たっぷりのオリーブオイルを使い、最初弱火、最後に一度強火で油が「ふちふちふち」となるようにして白身にコシを与える。火を止めてフタをしたまま2分ほど置くと、余熱で黄身がちょうどよく仕上がる。
ぼくが目玉焼きを作っているのを見て「あ、ハルキさんも余熱使いますか」と、言ったのは、G-NET事務局の栗田さんである。きっとビールの次ぐらいにタマゴが好きなのだろう。
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