ライア・サンツ 「鉄の道に挑む」
「一度でいいからエルズベルグを完走したい」、その強い意志の源は何か。ウイルスと怪我に苦しめられた2年間。GASGASへのスイッチ、そして今なおダカールで成長を続けるパフォーマンスの秘密。女王ライア・サンツの肉声を聴く。
Image : Future7Media
ライア・サンツの辞書にも「苦難」という言葉はあるのだろうか。答えはもちろんYESだ。「一生に一度でいいからエルズを完走したい」。スペインの自宅でオフロード界のライブレジェンドは語る。サンツがアイアンジャイアントに初めて挑んだのは2019年。「あるいは彼女だったら…」という期待を背に受けてスタートしたが、結果はDNF。しかし彼女は打ちのめされたわけではなかった。強敵は、彼女にとってモチベーションの源泉なのだ。
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