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シックスデイズの捉え方 - エンデューロ日記 No.33

つい先日のこと。大阪府高槻市のバイクショップ「ビバーク大阪」が、2022年に同店が行うレース活動やツーリングの計画について発表する説明会が開催された。海外のラリー、ヨーロッパでのツーリング、ルーマニアクスやエルズベルグなどのハードエンデューロイベント、そしてFIMエンデューロ世界選手権。そのうちのひとつには、ISDE(FIMインターナショナルシックスデイズエンデューロ)も含まれている。ぼくは、そのうちで、ISDEについての説明を受け持つことになった。

ぼくはもともと、日高のエンデューロを通じてエンデューロという競技の存在を知り、そこで、その日高ず範とする競技会であるISDEに興味を持つようになり、またそれを通じてモーターサイクルやモータースポーツというものをとらえてきた人間である。人類が世界を知る方法として物理を学んできたように、ぼくはモーターサイクルとは何か、スポーツとは何かということを把握する手段としてエンデューロを学んできた。ISDEは、その幹となる知識体系であり、それについて書くことはもちろんだが、たまには、人の前で話すということもやぶさかではない。書いたり話したりすることで新しい考えが醸成されるからだ。

かといって、今回、大したことを話すことができたわけではない。15分ほどの時間で、今年、8月から9月にかけて開催されるフランス大会に出場するには、どうしたら良いか、ということを簡単に説明できたにとどまる。

エントリーの方法、エントリー費、チームの作り方、総予算、その気になって調べれば誰でもすぐに判ることを除いては、こんな話もさせていただいた。

「どんなライダーなら完走できるのか」

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